髙木さんと伊野尾さんの短編集3 (ページ28)

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夢の中1 ページ28

　ある雑誌のインタビューで伊野尾さんが、髙木とまた仕事でツーリングに行きたい、と書いてあったのを見て、何でプライベートじゃなく仕事で？と、疑問に思ったことから妄想してできたお話。髙木さんと伊野尾さん付き合ってません。

tk side

「有岡君。どうしたの？」

俺は今日、急遽有岡君から電話をもらって完全個室の居酒屋に呼び出された。

「あ、髙木やっと来たか。」

そう言って個室に入ると伊野尾君が有岡君の前の席で酔い潰れて寝ている。

「え？どういうこと？伊野尾君？ちょっと大丈夫？」

「髙木いいからそこ座れ。」

そう有岡君に言われて、俺は伊野尾君の横の空いてるスペースに座らされる。

「え？まって。どういうこと？」

電話では、今飲んでてちょっと大変なことになったから今すぐ来て、と有岡君に呼び出された。大変なことって？って聞く前に電話は切れてしまって着いたらこれだ。

「髙木。お前マジでちゃんのことどう思ってるの？」

「へぇ？」

「最初は良かったんだよ。仕事のこととか、JUMPのこととか普通に話してて盛り上がって。でも酒がいい感じに入ってきて、途中から、、、」