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知念が行ってしまった後、
「今日呼びに来てくれてありがとう。悪かったな。」
って言ったら
「いいえー。」
と言われた。
「�睫擇浪燭世�んだやっぱり俺のこと1番理解してくれてんのな。俺のいる場所までわかっちゃう。」
「そうだねぇ。伊野尾君がどこにいてもある程度は見つけられる自信あるかな。」
「ふぇ？」
「ふふふ。」
と言って笑われる。
「何でだよ。」
って言ったら、
「何でだろうね。」
と返された。
「でもさ、伊野尾君だって俺のこと見つけられるんじゃない？」
と言われて、
「確かにそうかも。」
と言ったら、
「何で？」
と聞かれて、
「何となく、�睫擇里海噺�ちゃってるし、�睫擇世辰燭蕕海Δ垢襪覆辰堂燭箸覆�だけどわかるからかな。」
と答えた。
「俺も同じだよ。」
と言って微笑まれた。その笑顔がいつにも増して優しくて、暖かくて、何だか俺は照れてしまって目を逸らす。
tk side
伊野尾君は俺にとって最初から目の離せない存在だった。最初は確かに何考えてるかよくわからなくて、適当で、苦手だった。でも何だか気になって気が付いたら目で追っていた。そうしているうちに伊野尾君のことがわかってきて、仲良くなって、今度は違う意味で目が離せなくなった。
適当に見えてちゃんと考えてて、感受性が強くて優しくて、周りの期待に応えようと頑張ってて、だけど周りに気を遣わせたくないから頑張ってることを周囲に気づかれないようにしてて、自分は頑張ってなんかいないよ、グループでも1番適当と言っているんだって。
自分が我慢して丸く収まるなら、我慢することも惜しまない。誰よりも周りを見ていて、自分が前に出ることよりも、周りが自分にどう振る舞って欲しいかを考えて行動していた。
そんな伊野尾君を、知れば知るほどほっておけなくて、気が付いたら常に目で追っていたんだ。仲良くなってからは、伊野尾君が俺にいろんな話をしてくれるようになったから、何となく伊野尾君が何を考えてるのかわかるようになってきた。
でもそれは伊野尾君も同じで、俺も伊野尾君といるとすごく心地がいい。それは伊野尾君が俺の良さをわかってくれてるから。
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作者名：choco | 作成日時：2023年1月25日 11時
