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「颯、着いたよ。」
眠ったときと同じ感覚で目が覚めた。
『ん...、』
「おはよ。」
『...はよ...。あ、ごめん。樹くん運転してくれてたのに...。』
「いいって言ったでしょ。」
ここは、どこかの駐車場...？
『どこに着いたの？』
「それはもうちょっとお楽しみ。目も覚めたみたいだし行くか。腹減ったろ？」
そう言って車を降りる樹くんを追いかけて、数分歩いた先のお店に入る。
『ねぇ、大丈夫なの？』
「ここ会員制だし、俺の知り合いも行きつけだから平気。個室だから安心して。」
そう言われて通された個室。
ひとまず座ってメニューを見てみる。
知らない料理の名前が沢山あったけど、樹くんが呪文を唱えるみたいに頼んでくれた。
『樹くん、』
「ん？」
『なんでここ連れて来てくれたの？』
「なんか、お前今日元気ないなーって。疲れてるみたいだし、美味いもの食べたら元気出るんじゃないかと思ってさ。」
そう言った樹くんはいつもの優しい笑顔で。
疲れているのを見抜かれていることだったり、食べ物にこだわりがない樹くんが美味しいご飯屋さんに連れてきてくれたり。
何もかもが嬉しかった。
届いた料理を樹くんがニコニコ見てくる中ひとくち食べる。
「どう？」
『...すっごい美味しい。』
「だろ？ここ来たとき、颯好きそうだなーって思って。食べさせたかったんだよね。」
『...ありがと、樹くん。』
「ん。ほら、これも美味いよ。」
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な ず な *(プロフ) - Chocoさん» コメントありがとうございます！返信遅れてしまい申し訳ないです🙇♀️turning pointはこだわってページを作ったのでとても嬉しいです！ご指摘の通り重複していましたので修正しました。これからもよろしくお願いいたします！ (12月31日 22時) (
レス) id: 330d3df44c (このIDを非表示/違反報告)
Choco(プロフ) - 1話に魅せられ楽しく作品を読ませていただいてます！そういうお話の構造だったら申し訳ありませんが「a life only of the once」からのお話に重複部分があると思うのですがこれは意図的な重複なのでしょうか？これからもお話の続きを楽しみにお待ちしております。 (10月25日 20時) (レス) id: a503f63cd6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：な ず な * | 作成日時：2023年2月23日 16時
