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(youーside)
西「詩、体調どう？」
「っなんで、いるの？」
ノックの音にお母さんかと思って返事をすると、そこにいたのはにっしーで。
西「来ちゃった。顔見たかったし、話したいこともあったし」
私の頬に手を当てたにっしーは、大分熱が下がっている事を確認して微笑む。
西「良かった。元気そうで」
「ふふ、ありがとう」
自室だから大したものはなくて。
ベッドから起き上がって座ると、にっしーにもベッドに腰掛けてもらう。
「それで、話って？」
隣に並んで座ってから聞くと、にっしーは少しだけ罰が悪そうに頬を掻いた。
西「千弦さんに伝えた。俺達の事」
「…何か言ってた？」
ーー私の事情なんて、興味ないかもしれない
関係が修復された今でも、そう考える自分がいて。
そんな私の不安なんてお見通しなのか、にっしーは優しく私の頭を撫でてくれる。
西「好きになってくれてありがとう。って、お礼言われた」
「え…、」
予想もしなかった答えに、目を丸くする。
西「詩の事、大事に思ってる証拠だな」
「そ…なのかな」
西「俺、人を見る目は優れてる方だから信用して良いぜ」
格好つけてそんな事を言うにっしーに、私も笑みが漏れた。
西「後な、やっぱ話し合っておかないといけない事があって」
「うん」
西「メンバーには伝えたじゃん？後、誰に伝えたい？」
話し合うまでもなく、メンバーに伝える事はお互いの考えとしてあったけど。
それ以外の人は、確かに確認しておく必要があるかもしれない。
西「俺はさ、社長には伝えておきたい」
「…私もそう思う」
AAAを作ってくれた原点の人。
昔はともかく、今では恋愛に関してあまり口を出されなくなった私達だけど、メンバー同士での交際なら、ちゃんと伝えるべきだと思う。
西「詩は？」
「私は……莉子さんに、言いたいな」
メンバーと同じくらい。
否、時間で言えばメンバー以上に同じ時間を過ごしてきた人。
グループでもソロでも、いつだって私を支えてくれる大事な人。
ダンスのコーチとしてもお世話になっていた時期もあって、私にとってはお姉さんにも近い存在。
西「…うん、良いと思う。俺も自分のマネージャーにはそれとなく伝えといて良い？色々協力してもらえるだろうし」
「うん。にっしーは、」
西「それ禁止」
言葉の途中で、にっしーに口を指で止められてしまう。
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海(プロフ) - 海音さん» ありがとうございます！次章もマイペースに更新していきたいと思っておりますので、またよろしくお願い致します！ (2020年2月20日 20時) (
レス) id: 37dc25736a (このIDを非表示/違反報告)
海音(プロフ) - 楽しく読ませて頂いてます！すごく面白いです!!次の章も楽しみです！これからも頑張ってください!! (2020年2月19日 23時) (レス) id: 8f38073b2c (このIDを非表示/違反報告)
海(プロフ) - ゆうさん» かなり長かったと思うのですが、ありがとうございます！マイペースな展開と更新になりますが、これからも頑張って参りますので、お付き合い頂ければ嬉しいです！ (2019年12月14日 18時) (レス) id: 37dc25736a (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 最初から一気に読んじゃいました！笑 とっても面白かったです！ これからも頑張ってください！ (2019年12月14日 16時) (レス) id: 3d09ff0bd0 (このIDを非表示/違反報告)
海(プロフ) - ＥＹさん» ありがとうございます！ゆっくりで良いとお気遣いまでして頂き、本当に嬉しいです。マイペースに頑張って参りますので、これからもよろしくお願い致します！ (2019年11月18日 20時) (レス) id: 00727ba42b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海 | 作成日時：2019年11月9日 18時
