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(youーside)
その後、莉子さんには現場に向かう途中、私1人で報告した。
莉「そうですか…おめでとうございます」
「ありがとう、ございます」
車を運転する莉子さんの表情は見えないけれど、声音はとても穏やかで。
莉「ご協力はします。……分かってるとは思いますが、公私混同はしないように」
「はい」
莉「それと、私からもご報告が一つあります」
ちょうど信号で立ち止まった時、莉子さんが少しだけ振り返る。
莉「Killing White、お断りすると言っていましたが、その必要は無くなりました」
「え？」
莉「撮影を来年に延期すると」
また走り出した車。
代役を立てる事も出来たはずだ。
それが、延期になるなんて。
莉「この役は綾瀬以外には考えられない。1年くらい待つさ、と」
「！」
莉「信頼されていますね」
かつて、ダメ出しばかりで上手くはいかなかった。
役の雰囲気を掴めず、私には無理だとも思った事だってある。
「どうしよう、莉子さん…」
莉「どうしました？」
「……すごく、うれしいですっ」
最後まで諦めず、確かに繋がった想いは。
何年も経った今でもなお、切れる事なく残っている。
莉「綾瀬さんの力ですよ」
「私に、そんな力ないです」
自分に大した力があるなんて思ってない。
私1人の能力なんて知れている。
私を引っ張り上げてくれる人、背中を押してくれる人。
「沢山の人に、支えられたからこそです」
そして。
それこそ。
「莉子さんが、支えてくれたから」
私が敬語を使ってるからか、端から見れば、距離の遠い2人に感じられるけど。
実のところ、誰よりも信頼できるパートナーでもあるから。
私が表なら、莉子さんは裏。
ずっと、ずっと。
私と、AAAと二人三脚でやってきてくれた人。
莉「それは……マネージャー冥利に尽きます」
「ふふ、これからも頼りにしてます」
私の、唯一のマネージャーだから。
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海(プロフ) - 海音さん» ありがとうございます！次章もマイペースに更新していきたいと思っておりますので、またよろしくお願い致します！ (2020年2月20日 20時) (
レス) id: 37dc25736a (このIDを非表示/違反報告)
海音(プロフ) - 楽しく読ませて頂いてます！すごく面白いです!!次の章も楽しみです！これからも頑張ってください!! (2020年2月19日 23時) (レス) id: 8f38073b2c (このIDを非表示/違反報告)
海(プロフ) - ゆうさん» かなり長かったと思うのですが、ありがとうございます！マイペースな展開と更新になりますが、これからも頑張って参りますので、お付き合い頂ければ嬉しいです！ (2019年12月14日 18時) (レス) id: 37dc25736a (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 最初から一気に読んじゃいました！笑 とっても面白かったです！ これからも頑張ってください！ (2019年12月14日 16時) (レス) id: 3d09ff0bd0 (このIDを非表示/違反報告)
海(プロフ) - ＥＹさん» ありがとうございます！ゆっくりで良いとお気遣いまでして頂き、本当に嬉しいです。マイペースに頑張って参りますので、これからもよろしくお願い致します！ (2019年11月18日 20時) (レス) id: 00727ba42b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海 | 作成日時：2019年11月9日 18時
