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(you-side)
楽屋へ戻って着替えてから、ふと携帯を確認して私はまた１つ溜め息を溢す。
不在着信１２件、メール３６件。
──インタビューの間、少し目を離しただけなのに
どれも同じ人物からの連絡に、頭が痛くなりそうで。
メールを開いて、流し読んでいく。
──今から仕事？頑張ってね
──インタビュー中かな。雑誌、絶対買うからね
──今日の仕事はインタビューだけだよね。終わったら食事に行こう
──まだ終わらないの？早く会いたいな
──ここ暫くずっと忙しそうだったから会えなかったけど、やっと会えるね
──年末はゆっくり話ができなかったから、今日こそは会えるよね
──まだインタビュー中？終わったら連絡ちょうだい
これらはすべて、真鍋さんからのもの。
どうして私のスケジュールを把握しているのか、とか。
どうして勝手に、今日会うことが確定しているのか、とか。
突っ込みたいことはあれど、できれば関わりたくない。
年が明けてから暫くは音沙汰がなかったから、何処か安心もしていたのだけれど、実際は全然解決には向かってなくて。
寧ろ悪化している気がする。
ここ数日、忙しさもあって電話もメールも全て無視していたけれど、これが続けばどんどん酷くなっていくかもしれない。
「……」
覚悟は決めたつもりでも、怖いものは怖い。
関わりたくないことに違いはない。
だけど、このまま避けていても何も変わらないのもまた事実。
とその時、まるで分かっていたかのように再び鳴った着信に。
「……はい」
渋々と通話ボタンを押して、私は応じたのだった。
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海(プロフ) - くみさん» ありがとうございます！楽しんで頂けて、とても嬉しいです♪しかもかなり長かった筈なのに一気読みして頂いたとは…！本当にありがとうございます！マイペース更新ですが、これからも精一杯頑張りたいと思いますので、よろしくお願い致しますm(__)m (2019年6月22日 8時) (
レス) id: 00727ba42b (このIDを非表示/違反報告)
くみ(プロフ) - ものすごく楽しいです！！昨日から一気に読んでしまいました！これからも楽しみにしてますね！ (2019年6月21日 12時) (レス) id: 9ac3551b76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海 | 作成日時：2019年3月24日 19時
