小児科病棟の王子様

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亜嵐side


病室に移って

安心した顔の涼太に聞いてみる






「涼太、どこか痛いとこない？」






涼「うん、大丈夫！」







「そっか。いつから？」






涼「なにが？」







「いつから、具合悪かったの？」






涼「…わかんない」







「本当に？」






涼「えっ？」






「本当にわからない？」







涼「…うん」






「嘘だったら、俺怒るよ？」





涼「嘘じゃ…ないもん」






「そっ。

なら、明日からナースの人に検温も

ご飯もやってもらうね」







涼「え、どうして？」





「ん？だって今日ナースの人が

ご飯持ってっても大丈夫だったって

聞いたよ。大丈夫なら、ナースでも

大丈夫だよね？先生達も忙しいし」








涼「…うん」







「じゃあ、今日はもう寝な

また具合悪くなるから」







涼「あらんせんせぇ…怒ってる？」







「どうして？怒られるような事したの？」








涼「…してない

あらん先生疲れてるでしょ？

おやすみなさい」






「ん、おやすみ。ゆっくり寝ろよ」







涼「…うん」








疲れが溜まってたのかな…







「明日、涼太の検温と

ご飯お願いしても良いですか？」






ナ「あ、はい！大丈夫です

涼太君は大丈夫なんですか？」







「うん、大丈夫

何かあったら連絡して」






ナ「わかりました！」

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