小児科病棟の王子様

骨折 ページ33

涼太side



仲直りして、入学式も無事に終えて、1年になった


って言っても院内学級だけどね。




今日も授業が終わって、エレベーターに向かった



うわぁ…看護婦の人が沢山いる、、


一緒に乗りたくないなぁ…




「階段で行こう…ﾎﾞｿｯ」




ここ最近体調良かったから、走って階段を降りた




ｸﾞﾗｯ



「わっ…」



目の前が真っ白になった




ｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛﾊﾞﾀﾝ



僕は、意識がなくなったらしい





？「た…うた…りょうた」




「ん？？…あらん先生？」




亜「良かった」




「…った」




起き上がろうとしたら、足が痛かった





亜「動くな。涼太、貧血で階段から落ちたんだ。それで、右足骨折」




「こっせつ…」




亜「松葉杖でも良いんだけど、心臓に負担がかかるから、治るまで車椅子ね」





「えぇ…」





亜「えぇじゃないよ、もう。最近元気だったのに、怪我なんかしちゃって」




「それは、看護婦の人達がエレベーター使うから」




亜「だと思った笑 これから、院内学級の送り迎え頼もうか？俺が行ける時は行くけど、無理な時は違う先生に頼んで、一緒に行こう？」




「うん！」





亜「よし。良い子！良い子だから、ちゃんと車椅子乗ってね？」




「…」




亜「黙るなぁ！笑 」




「だってぇ…」





亜「本当に昔から車椅子、嫌いだよなぁ涼太は」





「大っ嫌い！」





亜「はは笑 まぁ、頑張って治そう？早く治す為にも車椅子！」




「…あらん先生が押してくれる？」





亜「うん、いいよ！」





「なら、乗る…」




亜「でも俺が行けない時は、メンディ君に頼んでおくからね」





「あの人、うるさいんだもん笑」





亜「こぉら！笑 可哀想でしょ笑」





「何で、あんなにポテトなんだろう…」





亜「なんでだろうね？笑」






「今度聞いてみる！」





亜「そうしな！じゃあ、安静にしててね」





「はーい！」






亜「また後でね！」




「うん！」





ｺﾝｺﾝ




？「涼太君〜！！！！！！」




うわっ、絶対に、、、、





メ「おはよう！骨折しちゃったんだって!?痛かったでしょ？まだ治ってないから、痛いか！笑」






「うるさい！声大きい！唾飛んでる！ポテト！」





メ「ごめんだけど、最後のなに？笑」





「何で、メンディ先生はポテトなんですか？」





メ「うーんっと、ポテトじゃないよ？？」






「違うんですか？？」





メ「え？違うよ!?」

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