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(uno-side)


でも、今日の詩を見て思った。



そう思うことは、間違いだったのかなって。





詩は強い。



私なんかが何かしようと思わなくても、一人で何とかしちゃうんじゃないかって。









詩が私をどう思ってるかなんて関係ない。



前みたいに近くにいるだけじゃなくて。


何でも話し合うんじゃなくて、聞こうとするんじゃなくて。



少し、距離を置くのが正しい……のかもしれない。



それはとても寂しい事だけれど。



詩の為になるんじゃないか、って思ったその時だった。









西「詩!?」



周囲がザワザワと五月蝿いなか、やけに響いたにっしーの声に、ドクリと心臓が大きく音を立てる。





嫌な、予感がした。







──大丈夫だよ


ライブ前の、咳き込んでいたけど笑って誤魔化した詩を、今になって思い出す。






お願い、ただの思い過ごしであって。




祈るように、振り返ったその先には。









吐血して目を閉じた詩と、グッタリと倒れこんだ彼女を支えるにっしーの姿。





なんで?


嘘でしょ?




宇「詩!!」



慌てて駆け寄ると、詩の意識が完全にないことがわかって。







浦「救急車!」


莉「呼びました!西島さん、綾瀬さんを横に!」


伊「いやっ……いやぁ!!」



バタバタバタと周りの人達が何かを叫んで、動いているなか。



私は呆然と、詩が救急車で運ばれていくのを見つめていた。

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(プロフ) - あいさん» こちらこそ再びコメントを頂けて嬉しいです♪ありがとうございます!少し書き溜めてからの公開を考えていますので、もう少しお待ちください。楽しみにして下さってる方がいる事が何よりの励みです!頑張ります!!これからもよろしくお願いします(^^) (2018年3月19日 23時) (レス) id: fc74eeea72 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - まどれーぬさん» こんばんは!大変な時だというのに、わざわざありがとうございます(>_<)明日、普段通りの実力が出せますように…受験頑張ってください!!激励のコメントも、ありがとうございました! (2018年3月19日 23時) (レス) id: fc74eeea72 (このIDを非表示/違反報告)
まどれーぬ(プロフ) - こんばんは〜!明日受験があるのに気になって読ませていただきました〜!これからも頑張って!! (2018年3月19日 19時) (レス) id: 6ca81d105b (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 返信ありがとうございます(*´∇`*)2章楽しく読ませてもらいました(^o^)3章も楽しみにしてます(o≧▽゜)o頑張って下さい☆ (2018年3月19日 18時) (レス) id: 79d2b3f374 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - あいさん» こんにちは、ありがとうございます!次回更新で2章完結予定ですので、暫くお待ちくださいませm(__)mこれからもよろしくお願いします(^^) (2018年3月18日 14時) (レス) id: fc74eeea72 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年2月18日 22時

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