11話 ページ11
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悩み続けて早3日
クリスマスが近いということもあり、バイト先ではサンタの帽子を被ることになった
たまに友達に出会うので少し恥ずかしいが、そこは割り切って仕事してる
貴方「いらっしゃいませ〜」
山田「今日はどうしたん?元気ない?」
貴方「まぁ、色々と…」
山田「おばさんに話してみな?」
クリスマスに誘われたことを全て話すと、山田さんはとてもニヤニヤしてたけど
山田「じゃあ先生はなんで誘ったんだろうね。気がないと誘わないよ」
貴方「んーでもからかうのが好きなのではないかと」
山田「からかうのが好きでも、誘う限りはそんな事しないよ。あとはAちゃんが決めな」
山田さんの包容力やばい
じわぁってなった
貴方「じゃあ、行ってみようかな」
私がぽつりと呟いたのも束の間
山田「いらっしゃいませ〜」
と数トーンも高くなった山田さんの声
見ると
梅原「よっ」
貴方「ふぁっ?!」
先生がたっていた
ねぇ先生、私を見つける(?)天才じゃない?
梅原「仕事頑張ってね」
とくれたのは暖かい紅茶
あ〜好きなやつ
言うなら、今なのかな?
梅原「また来るね」
手をヒラヒラとする先生の後ろ姿
貴方「あのっ」
貴方「その、えっと…」
貴方「夜電話するので起きていてください!」
行くとは言えなかった
第1バイト先だし
梅原「はは、うん。寝ちゃうかもだけど」
笑う先生がかっこよく見えた
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作者名:うた | 作成日時:2019年11月27日 1時