カクテル 03 ページ3
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ジリリリリ!
朝、カーテンの隙間から差し込む光とけたたましいアラームの音で目が覚めた。
目を瞑ったまま近くの布を引き寄せる。
それをぎゅうっと胸あたりで抱くと、男物の香水の匂いが鼻の奥に広がった。
……え?
「中原さんおはよう。それ俺のシャツだから返してくれる?」
「な、ななな那須くん!?」
「うん、那須です。昨日は楽しかったね」
嘘、でしょ…?
起き上がってシーツの中を覗くと、下着一枚、肌色が広がっていた。
…これはまさかのそういうこと?ワンナイトカーニバルしちゃった?…じゃなくて!
「ここ何処!?」
「ホテル、Aちゃんが帰れないって言うから」
「う、そぉ…」
ホテルで下着一枚、もう確定。最悪だ。
ショックからベッドに倒れ込む私に 那須くんはコップ1杯の水を持ってきてくれた。
そういえば二日酔いで頭がガンガンする…。もうやだ。大学休む。まあ無理だけど!
またやっちゃった…と落ち込む私に、那須くんは複雑そうな表情を見せた。
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Mappy(プロフ) - 最後の場面とっても素敵ですね! 思わず二度読んでしまいました (2020年3月21日 23時) (レス) id: dbbbb4e0c8 (このIDを非表示/違反報告)
pii27(プロフ) - いつも更新楽しみにしてます!飛貴くんとくっついて欲しいような気もしちゃいます笑! (2019年10月9日 13時) (レス) id: 55d6c8d2d6 (このIDを非表示/違反報告)
まお - 続きが楽しみです! (2019年9月23日 9時) (レス) id: 4581f1bec1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蕎麦リアン | 作成日時:2019年9月21日 20時