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カクテル 17 ページ17





「…掃除から始めよっか」

「うう、ごめんね…。昨日友達と飲んでてそのまま出てきちゃったの」

「そうなんだ、栗原さん?」





そう、と返す。飛貴も途中まで居たけど 流石にそれを言うのは空気読めなさすぎだよね?

ゴミ袋に空き缶を潰して入れた那須くんは、「仲良さそうだもんね」と呟いた。




それから8割那須くんが片付けて、やっとご飯に手をつける。ゆるゆると会話をして、たまーに目を合わせて笑ったり。



…なんだか照れくさい。
那須くんの視線から逃げるように食べ終わったゴミをキッチンで片す。

あ…、ミサが忘れていったアイスみーっけ。








「那須くんアイス食べる?」

「うん、もらっていい?」


「持ってくねー」






ひとつしかなかったけど、私はお腹いっぱいだからいいや。



はい、とホームランバーを渡す。那須くんは大きな口でアイスを頬張ると、あっという間に最後のひと口になった。

はやいなあ、そんなに美味しかった?もぐもぐする那須くんは可愛いけども。






…それよりさあ、






「那須くん終電の時間大丈夫なの?」


「へ?…あ、」


「私も今気付いたんだけど…どうする?」









どうするかなんて一択しかないよね?

耳を赤くして考える那須くんの手に、ぽたりとアイスが垂れた。




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Mappy(プロフ) - 最後の場面とっても素敵ですね! 思わず二度読んでしまいました (2020年3月21日 23時) (レス) id: dbbbb4e0c8 (このIDを非表示/違反報告)
pii27(プロフ) - いつも更新楽しみにしてます!飛貴くんとくっついて欲しいような気もしちゃいます笑! (2019年10月9日 13時) (レス) id: 55d6c8d2d6 (このIDを非表示/違反報告)
まお - 続きが楽しみです! (2019年9月23日 9時) (レス) id: 4581f1bec1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蕎麦リアン | 作成日時:2019年9月21日 20時

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