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「…別にしたくないやんな?」
「いや、どちらかと言うと」
「は?」
「…何でもないです」
平野の威圧感に、岸は黙り込んだ。
その様子に 橋は苦笑いを浮かべながら、ふたりを宥める。
「まあまあ、岸くんはAの彼氏なんだから そう思ってもしょうがないよ」
「あかん、岸くん厭らしいもん!」
「い、厭らしくねぇよ!」
「顔からしてスケベだよね〜」
まるで保護者のように キスは勿論その先も許さない!と譲らないふたり
橋は やれやれ、と肩をすぼめ ある提案をした。
「じゃあ 最近きゅんきゅんした話してよ!」
「えっと…」
「それは聞きたいかも。なぁ紫耀」
「んー」
( 全っ然乗り気じゃねぇじゃん! )
岸が言った通り、平野は渋々といった様子だ
平野は まだ思いを断ち切れていない為、内心複雑なのだ。
それも仕方が無いだろう
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「はやく!」
「ええ…んじゃあ、この前ニケツした時の話するわ」
「うん!」
「…腰に控えめに回された腕に興奮…いや、きゅんきゅんしました。しかもめちゃくちゃいい匂いした!」
「俺ん時は思いっ切り抱き着いてくるけどな」
「ちょ、今は岸くんのターンだから」
「…大丈夫デス」
永瀬の発言により、岸のエピソードが薄まり 橋は何度目か分からないため息をついた。
一番の苦労人は彼かも知れない…?
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蕎麦リアン(プロフ) - ゆり。さん» 有難うございます〜!このシリーズは書いてて楽しいのでそう言ってもらえると嬉しいです °∀° )/ (2018年7月30日 19時) (レス) id: ef034c0120 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり。(プロフ) - 蕎麦リアンさん» レス&更新有難うございます!何故か彼ピッピで吹きました笑これからも頑張ってください! (2018年7月29日 21時) (レス) id: 2a1f697cc9 (このIDを非表示/違反報告)
蕎麦リアン(プロフ) - ゆり。さん» 思い付いたものから更新してますので少々お待ちください;_; (2018年7月26日 21時) (レス) id: ef034c0120 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり。(プロフ) - 更新楽しみに待ってまーす (2018年7月25日 8時) (レス) id: 2a1f697cc9 (このIDを非表示/違反報告)
蕎麦リアン(プロフ) - ちかさん» コメント有難うございます、いっぱい更新できるように頑張りますね(;_;) (2018年7月5日 4時) (レス) id: ef034c0120 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蕎麦リアン | 作成日時:2018年6月13日 18時