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神社に ついたはいいものの、私達以外に人がいなくて 不思議と冷っこい。
私に背中を向けて 手を離さない岸
「…きし、」
「…ごめん、いまから本当の事言うけど 引かないで。めっちゃ女々しいから!」
神社の階段に腰を下ろし 話を聞く事に
私はりんご飴を舐めつつ、耳を傾けた。
「…実は、___ 」
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「って事でして…」
一緒に帰ったあの日、誘おうとしたけど チキってしまった。
去年 廉と海人と行ったことを知っていたらしく、断られたらどうしようと悩んでいた…らしい。
…いや、女々しいな
普通は彼氏優先するでしょ。
「…女の子達は?」
「あれはたまたま会っただけ!」
「デレデレしてたじゃん」
「Aちゃんの事聞かれたからさ…嫉妬?嫉妬したべ!?」
「調子乗んないで」
さっきとは違い いつもの顔で 「初嫉妬記念!」と騒いでいる。馬鹿なの?
…てか、初めてじゃないし
うるさい口にりんご飴を押し付けた。
「か、間接きっ」
「うるさいからそれ あげる。」
「お、おう…」
「…明日は一緒に来ようね」
「当たり前だろ!」
笑い合うと同時に 夜空に花火が打ち上がった。
大きな音をたてて花を咲かせた花火は、去年見たものより 遥かに綺麗に見えた。
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蕎麦リアン(プロフ) - ゆり。さん» 有難うございます〜!このシリーズは書いてて楽しいのでそう言ってもらえると嬉しいです °∀° )/ (2018年7月30日 19時) (レス) id: ef034c0120 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり。(プロフ) - 蕎麦リアンさん» レス&更新有難うございます!何故か彼ピッピで吹きました笑これからも頑張ってください! (2018年7月29日 21時) (レス) id: 2a1f697cc9 (このIDを非表示/違反報告)
蕎麦リアン(プロフ) - ゆり。さん» 思い付いたものから更新してますので少々お待ちください;_; (2018年7月26日 21時) (レス) id: ef034c0120 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり。(プロフ) - 更新楽しみに待ってまーす (2018年7月25日 8時) (レス) id: 2a1f697cc9 (このIDを非表示/違反報告)
蕎麦リアン(プロフ) - ちかさん» コメント有難うございます、いっぱい更新できるように頑張りますね(;_;) (2018年7月5日 4時) (レス) id: ef034c0120 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蕎麦リアン | 作成日時:2018年6月13日 18時