□ 耳元で愛を叫ぶ【K.Y】続

□ 夏祭り ページ1

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｢A、明後日の夏祭り 岸と行くん？｣






廉から発せられた 夏祭りというワード








毎年 近くの神社で二日に渡って開催され、結構な盛り上がりを見せるお祭りがある。


クライマックスには花火もあがって 毎年廉＋誰かと行っている

小学校なら紫耀、中学校ならイワゲン、去年…高校なら海人。






｢ええ、一緒に行こうと思ってたのにー…！｣

｢紫耀と海人 ３人で行くからお前は岸と行ってええよ｣







廉の 俺気ぃ利くやろ？ と言いたげな顔に腹が立つ





…そりゃ、幼馴染みと行くより 好きな人と行きたいよ？


でもさぁ…









｢いや、あの…誘われてない｣




｢…は？｣



｢昨日も一緒に帰ったけど、夏祭りの話題なんて一切出てこなかったよ｣








驚いた様子の ふたり




私もいつ誘われるかな？ってそわそわしてたよ




でも 一向に誘ってこないんだもん、

自分から言うのはなんかやだし…。









｢だから、今年も廉達と行く｣



｢は、はぁ…！？｣

｢やったー！｣








新しい浴衣買ったのに、

岸のばか。






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