頼れるパイセン ページ33
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「あれ、沫助?こんなとこで何やってんだよ 笑」
「ひーめっ。出てこないと埃まみれになるよ?」
「 風磨くん、王子ぃ… 」
じんぐうに飴を投げつけた後 勢い余ってレッスン室から飛び出てきちゃった…。
帰るタイミングどうしよう。
1人めそめそしていると王子と風磨くんが通りかかった。
階段下の隙間から引き出して貰い 自販機の隣にあったベンチに座り込む
わ、埃まみれだ… 笑
私が誰かと喧嘩したり 何かあった時に話を聞いてくれるのは必ず 岸くんかこの二人だ。
「んで?何があったんだよ」
「まあ大体予想はつくけどねー」
お茶を片手に うんうん、と相槌をうちながら話を聞いてくれる二人は とっても聞き上手だと思う。
最近色々重なって忙しかった事、それにより睡眠が十分に取れていない事、コンサートが近付いているのに振り付けが全然頭にはいっていない事、全てを話した。
「姫 最近忙しそうだったもんね、勝利が寂しがってたよ。」
「アイツにもなんか事情があったんじゃねーの?」
「 …岸くんもそれ言ってました。なんか理由があるんだよーって、でも分かんなくて。 」
「うーん… 姫、自分の事ばっかりで全然周りが見えてないんじゃない?必死なのは素晴らしい事だよ、でも周りと合わせる事も大切だよ」
「 周りと、合わせる… 」
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作者名:⊂((・x・))⊃ | 作成日時:2018年1月31日 20時