岸と体調不良 ページ15
.K視点
「 岸くん あっためて 」
「は!?…あーそういう事か。ほら」
いつもとは違い、どこか弱々しい(人1)はレッスン室に入るなり俺の元へ駆け寄ってきた。
「イワゲン、ココア買ってきてくれね?」
「うん、ちょっと待ってて」
準備体操を中止し、財布を持ってレッスン室を出ていったイワゲンを見送り 腕の中にいる(人1)に目を向ける。
俺の胸に顔を埋める(人1)は小動物のようだ。
「大丈夫か?もしあれだったら寝転んでていいぞ」
「 んー…ありがとう。 」
「なに、(人1)どしたん?」
「 この声は樹くん!ちょっと体調悪いだけなの、気にしないで〜 」
「こっちに可愛い顔向けんかい!」
「 すっぴんだからむり 」
「気にしないよ〜〜」
「 むりむり 」
ちぇ、と(人1)の頭をひと撫でしてレッスン室を出ていった樹くん
それと入れ替わりでイワゲンが戻ってきた。
「沫田、はいココア。早く元気になりなね」
「 岩橋ありがとう。玄樹だけに? 」
「そんな冗談いう元気があるんなら大丈夫そうだね」
イワゲンはこれまた(人1)の頭を撫でて レッスンを再開させていた。
(人1)ってよく頭撫でられてるような…?
「あの、(人1)さん。いつまでこの状態なんですか?」
「 なに、岸くん嫌なの? 」
「嫌じゃないデス」
「 へへ、やっぱ岸くんの腕の中が一番しっくりくる! 」
「他の奴の所にも行った事あんのかよ!!」
「 あ、…うん 」
「浮気だわーこれ。」
「 いやん許してー 」
「許す!」
「 ちょろっ 」
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作者名:⊂((・x・))⊃ | 作成日時:2018年1月31日 20時