131 ページ39
.
新しい作戦を考えなければ。
私は1人楽屋で真剣に「か弱い女の子になるために」と携帯で検索をかけた
貴方「えーっと…華奢な体、上目遣い、切ない顔…」
なんじゃそりゃ。上目遣いなんて拓也さんと話してれば誰でもそうなる
切ない顔?常に切ない顔顔してろって?無理でしょ
貴方「何か良い方法ないかな〜」
江口「何が?」
うーんと考えていると後ろからふわりと抱きしめられて嗅ぎなれた香りが私の鼻をかすめた
貴方「拓也さん…っ」
江口「何してんの?」
貴方「え?あ、いや…ゲーム???」
江口「ふーん…」
ゲームだなんてとっさに嘘をついてしまい慌てて携帯の画面を切った
すると拓也さんが私の耳元に口を近づけて静かに囁いた
江口「何を企んでるの?」
貴方「っ…」
気づかれていたことと耳元で聞こえる声に鼓動が速まった
貴方「べ、つに…何も…っ」
江口「ふーん?」
どうにか誤魔化そうとしていると私の服の中に手を入れ首筋にキスをする拓也さん
貴方「わーーーーー!わかった!言う!言うから!」
.
貴方「〜ってことです」
江口「なるほどね」
全部説明すると呆れたような目で私を見つめてきた
貴方「だ、だって花ちゃんが男の人はそういう女の子が好きだって言うから!」
江口「あのねぇ…俺はAがか弱かろうが無かろうが好きだし守ってあげたいと思ってるよ」
貴方「えっ…ほ、ほんと?」
江口「当たり前でしょ?好きな子なんだから」
貴方「…!私も拓也さんの事守る!好きな人だから!」
江口「嬉しいけどそういう事じゃない」
作戦は全て失敗に終わったけど結果オーライだよね
.
707人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「男性声優」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はっとり(プロフ) - サチさん» サチ様、こちらこそありがとうございます!続編でもどうぞよろしくお願い致しますm(*_ _)m (2021年1月17日 23時) (レス) id: 9acfa2932f (このIDを非表示/違反報告)
サチ - もう、涙出ました(泣)キュンキュンし過ぎて、胸が苦しいです。すべて最高でした!ありがとうございます。 (2021年1月17日 22時) (レス) id: 379e7fdd5e (このIDを非表示/違反報告)
はっとり(プロフ) - サチさん» サチ様コメントありがとうございます!嬉しいです(><)これからもよろしくお願いします! (2021年1月15日 9時) (レス) id: 9acfa2932f (このIDを非表示/違反報告)
サチ - 更新お疲れ様です!朝なら読んでしまいました。そして、ちょっとウルっときて、胸がキュンとなりました(泣)いや…いいですね。素敵なお話でした。頑張って下さい! (2021年1月15日 8時) (レス) id: 379e7fdd5e (このIDを非表示/違反報告)
はっとり(プロフ) - サチさん» サチ様こんばんは。嬉しいです(><)ありがとうございます! (2021年1月10日 0時) (レス) id: 9acfa2932f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:はっとり | 作成日時:2021年1月5日 23時