もっと優しくしてください江口さん！2

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西山「花火もうそろそろだって」


梅原「見やすい所移動するか」





私の前で歩く2人のそんな会話を聞きながら着いて行った
その時手を握られて、足を止めて振り返ると江口さんが人差し指を口元に当てていた






貴方「江口さん？」


江口「シー」


貴方「えっ？えっ？」







訳がわからないまま列からズレてさっき来た道を連れられて歩いた



人通りが少ない所に出るとやっと止まってくれた






貴方「あ、あの江口さん？2人共行っちゃいましたけど…」


江口「お祭りデート。したかったんでしょ？」


貴方「え？」


江口「じゃあ行こっか」


貴方「え！いや、でも…」






また私の手を引いて歩きだそうとする江口さん
宏太朗と梅ちゃん心配するかもだし…
それにデートって！私と江口さんはそういう関係じゃ…






江口「俺が相手じゃ不満？」


貴方「そ、そんな事は！」


江口「ならいいじゃん！ほら行こ？宏太朗達には連絡しておくから」







江口さんはそう言って笑うと私を引っ張って歩き出した
連絡するなら大丈夫だよね。
そんな事より手…繋いだままなんだけど…









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