カレカノごっこ2【梅原裕一郎】

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貴方「む、むり…」






収録の休憩中1人になったので隙を見て江口さんから貰った本を読んでそう思った



キスの最中に舌を入れるのはおかしい事じゃないんだ
皆してる事なんだ…



な、なんで…？なんで舌を入れるの？
誰が最初に始めたの？



ふと下の方に目をやるとディープキスをする理由？が書かれていた








貴方「舌は人の性感帯、刺激し合う事で感度が高まる…」






そ、そうなの…！？だからこの前なんか変な感じしたんだ…
理解したら余計恥ずかしくなった



次のページをめくると " キスの種類 "と書かれたページが目に入った



そこにはキスをしている構図と共にキスの種類や仕方が書かれていた









貴方「キスってこんなに種類あったんだ」


梅原「俺このキス気になる」


貴方「へ〜…ぎゃぁぁぁぁぁぁぁあああ！！！！！」








突然指を指す裕一郎くんに驚いて椅子から転げ落ちた








貴方「な、な、な、な、な」


梅原「な？」


貴方「な、なんでここに…！」


梅原「自分の楽屋に来たら悪いのかよ」







そうだ…ここは楽屋だ。裕一郎くんが居ても不思議じゃない







梅原「…キスが上達する方法」


貴方「…！わあああああああああああ！！！」









机の上にあった本を手に取って読み上げる裕一郎くんから本を奪い取った

恥ずかしくて本を胸に隠すように抱えて背を向けると私に近づいて来た裕一郎くんが耳元で囁いた









梅原「下手って言われたの気にしてんだ」


貴方「し、してません」


梅原「こんな本読んでる癖に？」


貴方「たまたまです…！」


梅原「ふーん…キスの仕方くらい言ってくれれば俺が教えたのに」


貴方「えっ」


梅原「教えて欲しい？」


貴方「…」


梅原「…」


貴方「………………お、教えて下さい…」








そう言うと嬉しそうに、でもちょっとだけ意地悪そうに笑った







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