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その後、私達はいつもの和室へ移動した
いつもだったら上の二人以外の私達4人でここで寝ているわけだけど、
病院で言っていた彼が全員で川の字で寝たいという希望を思い出し、
私は二人の部屋から布団を運び出しこの部屋へ持ってきた
さすがに、この部屋の大きさで6人分の布団を並べるといつもより狭く感じるが
何だか昔行った修学旅行の時みたいで、妙に気分が上がる
A「じゃあ、どこで寝る？」
そう私が聞くと、なぜか私と年上二人以外の3人が意味深に顔を見合わせる
雅紀「Aちゃん、それなんだけどさ」
A「う、うん」
雅紀「俺、ここで寝たいんだよね」
そう言いながら、壁側に3つ並べている中の真ん中の布団に座った
それを合図に和と潤も移動し、彼のサイドにある布団にそれぞれ座った
A「えっと…？」
雅紀「だから、今日は翔ちゃんとさとくんに俺達のAちゃんの隣あげるね！」
翔「え？！」
智「雅ちゃん、何言って」
和也「そのかわり、明日からは俺達もAの隣で寝るから」
潤「そういうこと！じゃあ、おやすみ〜」
潤の声を合図に布団に入る3人
その後数秒も経たない内にあっという間に寝息をたて始めた
きっと2人が私に甘えられるよう気を遣ってくれたんだろう
じゃないと、気遣い屋の3人がこんな強引なやり方をする理由が見つからない
A「…ってことみたいですけどどうします？」
智「おいらは空いているところでいいよ。先に2人が決めて」
“いいよ”
そう大野さんが言い切る前に、櫻井さんが私達の腕を引っ張り、布団に移動した
それは私を真ん中にして二人が私を挟む位置に引いてある布団だった
翔「…俺も今日はいっぱい大家さんに甘えたから、智くんにも甘えて欲しいの」
そう言うと布団に入る彼
だけど、甘えたい気持ちは隠せないようで掛け布団を目だけ出した状態で被り、その目で私を上目遣いで見つめていた
A「ふふ、みたいです」
智「もう、おいらは大丈夫なのに…」
そうぶつぶつ言いながらも彼の気持ちは嬉しいのだろう
大野さんの口角は分かりやすく緩んでいる
智「はいはい、翔くんこれでいい？」
そう言うと私の右手を握りながら布団に潜る大野さん
そんな彼の様子に満足したのか、櫻井さんも私の左手を握るとあっという間に寝てしまった
そんな私も身体は正直なようで、皆の寝息を子守唄にして
あっという間に夢の世界に入っていった
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うめパンダ(プロフ) - ゆーかさん» ありがとうございます(*^ー^)ノ♪不定期更新になってしまいますが、応援よろしくお願いします！ (2021年8月5日 8時) (
レス) id: a1376d4518 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーか(プロフ) - 初見です！今日この小説を見つけて一気にここまで読んでしまいました笑この先が凄く気になります！これからも頑張って下さい！！ (2021年8月4日 17時) (レス) id: 8f1f91b32d (このIDを非表示/違反報告)
うめパンダ(プロフ) - 名無し56631号さん» ありがとうございます(*￣∇￣*)そう言っていただけると嬉しいです！ (2021年7月27日 18時) (レス) id: a1376d4518 (このIDを非表示/違反報告)
名無し56631号(プロフ) - 最近読み始めました！！とても面白いです…更新楽しみにしています (2021年7月27日 9時) (レス) id: 2035d75108 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うめパンダ | 作成日時：2021年7月12日 23時
