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翔「で？話って何？」
部屋に招かれて早々に話を切り出される
…と言いながらも、何の内容か察しているんじゃないかな？
A「実は、大野さんの誕生会当日の案なんですけど…」
翔「うん」
A「私達5人で大野さんの好きな料理を作れないかな…と思いまして」
おそるおそる提案すると、目の前の彼は呆れたように「はぁ？！」と口にした
翔「え、何それ？
あんた、俺について三人から聞かなかったの？！」
A「あ、確か料理苦手なんですよね？」
翔「知ってんじゃん！無理だよ俺には！」
A「そんなことは…それに、5人それぞれが料理を作るわけではなく
5人で一つの料理を作るわけで」
翔「そういう問題じゃねーっつうの！」
案の定、反対の意見を口にした櫻井さん
翔「ちなみにだけど、何作んの」
A「あ、それなんですけど…カレーがいいのかなと」
翔「カレー？誕生日なのにカレー？」
A「じゃあ、ケーキを作ります？作ったことないので、味は保証しませんけど」
翔「え…」
そう言うと櫻井さんは唇をさわりながら少しの間考え、
再び私に目を合わせた時には「カレーでいいよ」と答えた
正直、ケーキって答えなくてよかった…
翔「話はそれだけでしょ？また、何か決まったら教えて」
そう言うと櫻井さんは、私に背を向け自分の鞄の中からパソコンとUSBを取り出す
…帰ってきたばかりなのに仕事？
学生の私には、櫻井さんの職業の大変さは分からないけど、
そんな私でも働きすぎだと心配になる
私がボーッとそのまま彼の後ろ姿を見ていると、
ドアを開ける音がしないことに不信に思ったのか櫻井さんが怪訝な表情で振り返った
翔「何？まだあんの？」
A「えっと…」
翔「ないなら出てってもらっていいかな？仕事の邪魔」
そう言うと彼は再びパソコンの画面に向き直り、キーボードをうち始める
これを逃したら次はいつになるか分からない
そう思った私は、「あります！」とつい大声で答えてしまった
その声に驚いた彼は、ビクンと肩をあげ
「バカ！あいつら起きるだろ？！」
と言いながら私の口を抑えた
すみません、軽率でした…
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うめパンダ(プロフ) - あーちゃんさん» ありがとうございます！更新は不定期になりますが、シェアハウスに住む6人の未来を温かい目で見守っていただけたらと思いますm(__)m (2021年2月14日 20時) (
レス) id: a1376d4518 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - 久しぶりの更新ありがとうございます！！！(なんか上からみたいな言い方すみません！)いつも楽しみにしてます！！頑張ってください！！ (2021年2月14日 19時) (レス) id: 2cb2b05426 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うめパンダ | 作成日時：2020年12月16日 21時
