やり直したい ページ4
それから時が過ぎるのは早く、あっという間に11月になった
服装も半袖から長袖に衣替えし、日も５時になったら気づいた時には真っ暗になっていた
大学は前期より行く回数が減り、卒論で大学に行く以外はほとんどこのシェアハウスかバイト先にいた
シェアハウスの皆は相変わらずだ
まーちゃんと潤は変わらず私の後をついて回り
大野さんはそんな私達の様子を保護者のように見守ってくれている
変わったことといえば、私に甘えるメンバーの中に和が加わったことだ
最初は、まーちゃんと潤に遠慮して2人がいる時は遠くから見ているだけで、
二人きりになった時だけ甘えてきたけど
そんなことにまーちゃんと潤も…もちろん私も気がつかないはずがなくて、
まーちゃんと潤が私の後ろをついていく時には一緒に連れ回していた
最初は遠慮した和も、今じゃ率先して私の後をついていく
何なら、二人と私の隣を巡って毎日喧嘩するから物を投げ合うまでいった瞬間、何度か私もそれを注意した
気分は、やんちゃな兄弟を持つ母親だ
一方で、気がかりなのはここにいない櫻井さんについてだ
あの日以降、シェアハウスにいる時間が極端に減った
何なら、私達が起きる時間には既に仕事に行っていて、
私達が寝静まった頃に帰ってくる
身体を休めているかどうか心配ではあるけど、
私が言っても余計なお世話なわけだし、幸いにも大野さんが彼と話してくれているみたい
それを知ったのは、私が偶然トイレで夜中起きた時
リビングが少しだけ明るくてこっそりドアの隙間から覗くと
櫻井さんが私を背に大野さんにすがっていた
夜中だし、寝ている私達を気遣ってか声の大きさが控え目で私まで全く彼等の話す声は聞こえてこなかったが、
唯一聞こえた、櫻井さんの鼻を啜る音に彼は泣いているんだと直感的に思った
そんな私に気づいた大野さんは、櫻井さんに気づかれないよう口パクで「な・い・しょ・ね」と伝えて
それを見た私は、頷いて音を立てないように部屋へ戻った
…彼が何で泣いていたのかは分からない
でも、泣いていた理由に私が含まれているんだとしたら
…考えてもしょうがない
それに、私はこのシェアハウスに住みながら大家をやるって決めたんだから
ちゃんと責任を果たさないと…
櫻井さんとは、近いうちにちょっと話して見ようかな？
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うめパンダ(プロフ) - あーちゃんさん» ありがとうございます！更新は不定期になりますが、シェアハウスに住む6人の未来を温かい目で見守っていただけたらと思いますm(__)m (2021年2月14日 20時) (
レス) id: a1376d4518 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - 久しぶりの更新ありがとうございます！！！(なんか上からみたいな言い方すみません！)いつも楽しみにしてます！！頑張ってください！！ (2021年2月14日 19時) (レス) id: 2cb2b05426 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うめパンダ | 作成日時：2020年12月16日 21時
