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にぐーる ページ3

夜、

血の匂いで飛び起きた。


山の方からだ、嫌な予感がする。



それにこの匂いは.....鬼だ。



私は助けに行くか迷った。


なぜなら鬼がいるということは鬼殺隊が来る可能性があるということだからだ。

しかし____



「.......っだめだ!」


彼らが死ぬなんて私には考えられなかった。

襲われているのはきっと違う人だ、そう信じて私は飛び出した。








山、

白く雪が降り積もり、歩く度に私の足を受け止めた。

登れば登るほど、匂いは強くなる。


匂いは移動しているようで、どうやらこちらに降りてきているらしい。


「どうか、待っていて.....。」




道の奥から影が現れて、私は足を止めた。



炭「だれ、か、いるのか。」


「炭治郎!」


炭「!?.....Aさ____わっ!」



やはり(そうであって欲しくなかったが)山から降りてきたのは炭治郎とその妹の禰豆子で、私に気づいた炭治郎は雪に足を取られて転びかける。



「大丈夫?」


炭「はい.....、ありがとう。」



炭治郎を受け止め、禰豆子を炭治郎の代わりに背負い、何があったのかを歩きながら聞いた。

炭治郎の家族が鬼に襲われ、家に帰っていなかった炭治郎が、まだ暖かい禰豆子を医者に診せるために山を下りているのだという。



「そうか、それは.....。」


炭「.....。」



私はその先が言えなかった。

炭治郎も必死に堪えているはずなのに、私がそのタガを外してはいけないと思ったからだ。

その言葉の代わりに禰豆子を片手で背負い、もう片方で炭治郎の手をぎゅっと握った。


そうやって2人が黙って歩いていると、禰豆子の匂いが変化した。



「禰豆子.....?」


禰「.....グォオオオオオオ!!!」


炭「!?」


「うわっ!」



突如叫び出した禰豆子に驚いた炭治郎が私にぶつかり、そのまま一緒に落ちた。



い、たくはなかった。
雪がクッションになって私たちの体を受け止めてくれたのだ。



炭「禰豆子、大丈夫か!」


「.....」



炭治郎、禰豆子はもう.....。


炭治郎が禰豆子に向かった途端炭治郎が禰豆子に襲われた。

私はすぐさま助けに向かうが、炭治郎は自分の斧で応戦していた。



炭「Aさん!俺が禰豆子を何とかする!Aさんは先に降りて医者を呼んでくれ!」


「ええ、わかったわ!」


私の赫子で禰豆子を攻撃するなんて出来ないし、何より、
強い気配がする、鬼殺隊でしかも上位の。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 東京喰種 , 女主人公   
作品ジャンル:アニメ
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ゆい - 終わりですか?面白かったのに…… (2020年4月10日 21時) (レス) id: 705b8abe35 (このIDを非表示/違反報告)
梅干し太郎 - はい神何この最高のコンビネーションは。神としか言いようがない面白かったです!星押しました!ちゃん右ですよ (2019年12月10日 1時) (レス) id: 2e6efde964 (このIDを非表示/違反報告)
マモル(プロフ) - これはもう更新されないのですか??良作なのに、、 (2019年11月28日 8時) (レス) id: 58a48f54b9 (このIDを非表示/違反報告)
カナリア - おもろい!更新見たいです!!!楽しみにしています (2019年9月7日 0時) (レス) id: 207c22caf3 (このIDを非表示/違反報告)
りょうまん - 楽しんで見させてもらってます! 頑張って下さい! (2019年7月19日 5時) (レス) id: 301d98f857 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ずれら | 作成日時:2019年5月11日 23時

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