占いツクール
検索窓
今日:6 hit、昨日:143 hit、合計:71,355 hit

【06】 ページ6

先生に呼ばれてるだなんて、嘘。





行く当てもなくフラフラと歩いて辿り着いたのは、

この時間は誰も居ない屋上。



日当たりのいい場所に、ストン、と腰を下ろす。



ポカポカと私を包む陽だまりが、温かくて、優しくて。





「っ…、」



さっきまで我慢していた涙が、ボロボロと音もなく溢れ出した。







彼への想いなんて、苦しいなら捨ててしまえばいいのに。




でもそれ以上に大好きな気持ちが勝っちゃって、

結局いつも捨てられない。




大好きだと、想えば想うほど彼が遠い。




恋の色に染まる彼の瞳を見てしまえば、

絶望的な片思いだと、思い知る。








諦めようとするほど大好きで溢れていくなんて、

なんて残酷なんだろう。








授業の始まりを知らせるチャイムが、耳を掠めた。





「あぁ、サボちゃった…。」




そんな独り言が、静かなこの空間に零れて溶ける。




いつまでも泣いてられないと、そう思って空を仰いだ時。









「‥先客だ。」


「え…?」






低めの深い声が、優しく鼓膜を撫でた。





【07】→←【05】



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (43 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
157人がお気に入り
設定キーワード: , 二宮和也 , 恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:和音 | 作成日時:2019年1月27日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。