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【24】 ページ24

*翔side*




あまりにも、必死に笑おうとするから。


あまりにも、切なげに瞳を揺らすから。






俺は彼女の笑顔に、騙されたフリをした。





そんな彼女の表情を見た時、痛いほどに痛感する。






彼女を笑顔にできるのも。


彼女を泣かせるのも。



全部、彼女が恋している彼にしかできないんだと。








「会長、これってどこに、」


「ねぇ、Aちゃん。」


「はい…?」






彼女の言葉を遮って名前を呼ぶと、きょとんとした表情で俺を見る。









「名前で呼んでくれない?」


「え?」





俺ってこんなわがままだったっけ。









「俺の名前、会長じゃないよ?」


「え、あ、そうですね…。」






どうしようもなく、悔しかった。



彼女が恋している彼は、当然だけど名前で呼ばれている訳で。









「翔、って呼んでよ。」





俺は役職名で呼ばれるなんて、そんなの何か嫌だった。









「‥翔、先輩?」




彼女の声で呼ばれるだけで、自分の名前がこんなにも良く聞こえる。








「それがいい。」






恋に堕ちるのなんて、そんなの一瞬だ。








きっと俺は、出会ったあの日に。









「翔先輩、これはどこに置きますか?」


「あぁ、それはね。」








君に恋に堕ちたんだよ。









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作者名:和音 | 作成日時:2019年1月27日 15時

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