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【03】 ページ3

いつの間にか起きてる彼。



腕に乗せた顔をこっちに向けている姿に、

ぽかん、としていれば。





ふはっと、彼はおかしそうに笑い声を零した。



笑った顔可愛いななんて、頭の片隅で考えていれば。






「そんな毎回毎回驚かなくてもいいでしょ。」


「えっ、あ、いや…、ぅん。」


「挨拶くらい、ちゃんと返すわ。」





頬杖を付いて意地悪に口角を上げる表情にまで、

きゅんとしてしまう辺り、私は相当重症だ。








「あー、1限から数学かよ。だりぃ。」




窓から射す太陽の光に照らされて、その端正な横顔がキラキラと輝く。




頬肘を付いて窓の外を見るその姿が、実は好きだったりする。






そんな彼の姿が、女子の目に留まらないワケがない。




彼を見て、黄色い声を上げてる女子がたくさん。





でも、そんなことには興味がないのか、

彼はぼーっと外の景色に目を向けている。






「…二宮くんって、鈍感。」


「何?俺が?」


「うん。」


「んなワケねぇだろ。」





いや、鈍感でしょ。

女の子の視線を集めてることに、全くと言っていいほど気付いてないでしょ。






「こんなに注目されてるのに、気付いてないんだから鈍感でしょ。」


「‥自分が興味ある人に見て貰えなきゃ、意味ねぇだろ。」






そうやって想いに更けるようにポツリと彼が呟いた言葉は、

私の胸を、簡単に突き刺した。




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作者名:和音 | 作成日時:2019年1月27日 15時

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