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第73話です ページ24

夏樹side



私は久遠監督に帰ることを伝え、自分の家に足を進めていた



けど、絶対私の頬は緩んでいるだろう



夏樹(円堂守、か……ほんと面白い人!


確証もないのに大丈夫だなんて自信満々に言う人そうそういない!)



私は家ならば笑っているだろう



別に馬鹿にしてるとかじゃなくて、ただ嬉しさからきている



あの特別な目を持つ人間が敵にいれば、乃愛は今持つ力だけでコートに立ち続けなければならない



バスケと違ってほいほい交代が出来ないし、何よりあの子が出るのは後半戦が主だ



夏樹(まぁ、ミスディレは全く効かないってわけでもないんだけどね……


総合的に考えると、もし目を持つ人間がいるなら乃愛は出ない方がいい


けどあのパス回しの技術がないと攻撃力は落ちる……


久遠監督はどっちをとるかな……?)



これ、明日みんなに言ったらきっと全員笑うだろうなぁ



夏樹「さて、私も早く帰ろ!」



私はダッと走り、家を目指した




























乃愛side



夏樹が帰ったあと、私は皆さんとまだ部屋にいた



乃「私の先輩が言った例えの意味を伝えておこうかと……」



円「あ!そうだった!!」



円堂さんはパンッと手を叩く



秋「円堂くん……」



春「1番忘れてはいけないような……」



木野さんや音無さんは少し呆れたような顔だ



乃(因みに、マネージャーの3人も一緒にずっと聞いていました)



私はゆっくりと呼吸し、口を開いた



乃「光が淡ければ影は本来の力を発揮出来ない


この言葉にある光とは私のいたチームならさっき来た夏樹達になります」



鬼「どういう事だ?」



他の人も困ったような顔をしている



乃「私のプレーは皆さんが点を取れるようにパスを回すことで、点を入れることではありません


それは影のようなプレーです


そして、点を入れる夏樹達はスポットライトを浴びている光」



私はそこで1度区切り、また口を開いた



乃「影は光が濃いほど強くなり、その強さを発揮する」



兄さんと青峰先輩がよく拳を合わせていたあの頃は本当にそうだった



あの二人が組めば無敵とさえ思っていた



他の人達とも勿論凄かったけど青峰先輩と組んだ時は別格の強さだった



2人が少し羨ましいと感じてしまうほどに私や夏樹達は魅せられていた



あんな事が無かったら…今も全員でバスケをしていたのかな……



円「黒子?」



声をかけられてハッとした



乃(あ、ちゃんと話さないといけません……)

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遊星(プロフ) - 素敵な話なのに更新停止は勿体無いです。更新頑張ってください。 (2022年1月4日 0時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
春佳(プロフ) - 更新頑張って下さい! (2021年3月7日 14時) (レス) id: cf3d4a170d (このIDを非表示/違反報告)
ハルカ - 円堂達と絡みもお願いします(^∇^) (2020年4月6日 21時) (レス) id: cf3d4a170d (このIDを非表示/違反報告)
ハルカ - 更新頑張って下さい! (2020年3月22日 21時) (レス) id: cf3d4a170d (このIDを非表示/違反報告)
きらら(プロフ) - 夢主ちゃんの性格とかこういう小説好みにどストライクなんですよ!なのでいつも読ませてもらってます!応援してます!体調に気をつけて自分のペースで更新頑張ってください!! (2020年3月5日 8時) (レス) id: 36a6836253 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ウェリル | 作成日時:2017年12月29日 17時

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