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Side.Hidaka
大丈夫。
俺は間違ったことしてない。
俺が一世くんの
顔に傷をつけたのも
一世くんのせいだし。
一世くんが那須を傷つけるから…
傷つけなかったらあんなこと
しなかったし。
全部那須のためだ…
ほんとは今から
那須のこと抱きしめに
行ってあげたいけど…
やらなきゃいけないことが
あるからいけない。
全部、那須のため…。
.
Side.Taisho
ピンポーン…
「…あ…」
インターホンを見てみると、
そこには浮所の姿があった。
「はい、」
玄関のドアを開けた。
「大昇…
話したいことあるから
上がってもいい?」
「うん、…」
.
「お茶しかないけどいい?」
「うん、ありがとう」
…俺が告白してから
初めて会うな…
…なんか緊張する、…。
「…話って、?」
「…この前の返事。」
…やっぱりそれのことか…
…フられるんだろうな、
まあ断られるって知ってて
告白したようなもんだけど。
浮所は那須くん命って感じだし。
最初から分かってたよ、
なんて返事されるか。
「付き合お?」
「…
え、?」
「俺を大昇の
恋人にしてくれない、?」
.
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作者名:あおそう* | 作成日時:2019年10月28日 23時