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「俺ね、
那須のことほんとに
好きなの…
俺のこと信じてくれなくてもいい。
でも、好きって気持ちだけは
信じて…?」
「…」
「俺、本気だから…」
確かに龍我は
俺に嘘なんてついたことない…
昔からずっと…
「ごめんね、
こんなことして…
もう行っていいよ、」
「…じゃあ、」
「うん、またね」
.
浮所もう帰ってるかな、…
勝手に外から出ちゃったことを
今更後悔しかけていた。
心配してるかな、…
家に着いたけど、
中に入るのにためらって、
家のドアの前に立ちつくしていた、
そんな時…
ガチャッ
「ぁ…」
隣の部屋から人が出てきた。
「…もしかして那須くん?」
「えっ?あ、はい…」
隣の部屋の人…
初めて会ったけど何で
俺のこと知ってるんだろう…?
浮所と友達とかなのかな、?
「もしかして鍵なくて
家入れないの?」
「いや、鍵は持ってます…
今から入ろうとして…」
「そっか、
…あのさ、
これ以上浮所のこと
狂わせないでくれる?」
「え、…」
「じゃあ、」
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作者名:あおそう* | 作成日時:2019年10月28日 23時