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「ど、して…っ」




涙がぼろぼろこぼれていく。





なんで、?何で…





さっきのとこから




結構離れたひとけのない




場所まできてた。







龍我は嘘ついてたの、…?




もしかして俺で遊んでたとか、?





…ううん、龍我がそんなこと




するはずない…。





でも、じゃあ何で




キスしてたの、?





考えれば考えるほど




わからないだけ。






「う、っ、なんで、…」





「那須、!」





「え…」





龍我、…?





うしろを振り返った。






「探したよ!




良かった、見つかって…」





「浮所…」





…龍我のわけないじゃん、




何考えてんの、俺…







「…那須、




大丈夫…?」





「…ご、ごめん、




浮所のことおいていきなり




走って…」






…てか浮所も龍我に




気づいてたし…





…変に思われたかな、…





何で逃げたんだろう、って







「…那須さ、」





「な、なに…?」





「龍我がキスしてるの




見て泣いてるの?」





「え…」





「そうだよね?





龍我がキスしてるの見て、




逃げたんだよね?」





「…」





「…今こんなに泣いてるのは





龍我のことが




好きだからでしょ…?」

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作者名:あおそう* | 作成日時:2019年10月28日 23時

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