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Side.Hidaka
やった、作戦成功…
これも全部一世くんと
たてた作戦。
まさかこんなに上手くいくなんて…
ただ那須が龍我と一世くんが
デートしてたのを見ちゃうだけで
良かったのに。
まさかキスしてるとこまで
見るとは…
しかも龍我もこっちに
気づいたし…
これで確実に那須は
俺のもの。
最後に一声でもかけに行くか、…
「あれーっ?
龍我?偶然だね!」
「浮所…」
「もしかしてデート中?
ごめんね、邪魔して!」
「…
那須は、?
追いかけなくていいの?」
「あは、見てたの?
行くよ、
じゃあね!」
「…」
"またね!"…なんて言わない。
言わせない。
二度と那須に会わせない。
.
Side.Ryuga
あのわざとらしい感じ…
本当に腹立つ。
「ねえ、何でキスなんか
したの?」
怒り混じりの声で、
金指に問いかけた。
「龍我のこと好きだから、…
それ以外に理由なんてないよ、」
「…ごめん、帰る。」
金指の顔も見ずに、
早足で帰った。
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作者名:あおそう* | 作成日時:2019年10月28日 23時