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放課後、
家に帰って自分の部屋に入った。
一度、深呼吸をして、
スマホの画面を見つめる。
…思いきって
那須に電話かけよう、…
かけるまでが緊張するだけで、
かけてみたらしないかもだし、…!
…いや、でも
また浮所になにかされたら…
それか浮所が出るとか…
そんなことを考えたら
なんだか頭が真っ白になっていった。
那須に出てほしい…
…那須が出るのを祈って、
また深呼吸をして
思いきって電話をかけた。
〈 プルル… 〉
〈 プルルル… 〉
〈 「はい、」 〉
「…えっ、
なす、…!?」
〈 「龍我、?
てか何でそんなに
びっくりしてるの笑
もしかして間違えて
俺にかけちゃったの?笑」 〉
「そんなわけない!
…ずっと話したくて」
〈 「嬉しい、俺もだよ」 〉
なんだか久しぶりに
聞く那須の声に、
その言葉に胸が高鳴った。
「那須、
いつでもいいから会えない、?
…ほんとは今すぐにでも
会いたいけど…」
〈 「うん、
…じゃあ日曜日に会わない、?」 〉
「ほんと!?会いたい!」
〈 「 うん、」 〉
次はほんとに
那須に会える、…
会ったらはっきり
自分の気持ち伝えよう、
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作者名:あおそう* | 作成日時:2019年9月10日 22時