19 ページ19
「わぁ、これ美味しい!」
「龍我フレンチ食べるの初めて?」
「うん!
浮所は食べたことあるの?」
「うん、あるよ。
1人暮らしするまでは
毎日こういう料理食べさせられてたから」
「え、浮所ってもしかして
お金持ち?」
「んーお金持ちって程では
ないけどね」
「いや、絶対お金持ちでしょ。
…那須?」
「え、…」
「なんかさっきから顔色悪いよ、?
大丈夫…?」
「だ、大丈夫…」
「ほんとに?」
龍我に顔を覗きこまれた。
「あれ、
その首のところの虫刺され…」
「え?」
「まだ治ってないんだね、」
俺首元虫に刺されてたっけ…?
知らない間に刺されたのかな…
.
「じゃあそろそろ
お会計するね、」
「あ、俺トイレ行ってくる、」
「うん、」
…このあと浮所に
どこに連れてかれるんだろ…
…龍我と少しだけでも
2人で喋りたかったな、
「…え、」
トイレの鏡に
うつってる自分を見た瞬間、
首元が目に入った。
…これって、
前に浮所につけられたキスマーク…
もしかして龍我、
これのことを虫刺されって
言ってたの…?
.
「ねーえ、龍我」
「何?」
「那須の首についてるの
虫刺されじゃないよ、」
「え、…」
「あれ俺がつけたの♡」
「え、それって_______…」
「お金払ってくるね、」
「…」
.
10000hit突破!
ありがとうございます♡
287人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「美少年」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あおそう* | 作成日時:2019年9月10日 22時