浮所?那須?いいえ､浮須です｡1st

レッスン(W) ページ31

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今日は学校終わりにジャニアイの稽古



A「おはよーございまーす」


飛貴「“くぅ”来た!!」



稽古場に入るなりすごい勢いで突進してくる飛貴｡

そのままラグビーのタックルでもするんじゃないかって勢いで抱きつきに来たのを､倒れる寸前で体制を保つ｡

こーゆー時、体幹鍛えといてよかったって思うよね｡



A「飛貴､重い｡邪魔｡離れて」


飛貴「ねぇ龍我とお泊まりしたなんて聞いてないんだけど!!」


A「そりゃ言ってませんから
てか離れて､着替えたいんだけど」



着替えたいと言えばさすがに離してくれてすぐに部屋の端っこの衝立パーティションの裏へ逃げる｡

入ってこられないようにのんびりと着替えをする｡



飛貴「ねえ､お泊まりするなんて聞いてない!!」


A「もう､うるさいなぁ
台風ひどかったから泊めただけ」


飛貴「嘘だ！」


A「ほんとだから､龍我に聞いてみ?」


飛貴「龍我はあてにならない！口裏合わせてる可能性も十分にあるもん」


A「そんなこと言ったら何も信じられないでしょ」


飛貴「でも!!」


直樹「はいはい､そこまで」


飛貴「藤井くん……」


直樹「浮所も嫉妬したからってそんなに責めないの
A困るよ」


飛貴「でも、俺は今までなかったんだよ｡龍我ズルい」


大昇「小学生(ﾎﾞｿｯ)」


A「あー！！もう分かったよ
今週末なら良いよ」


飛貴「やったぁ！！“くぅ”大好き♡」



さっきまでプリプリしてたのに今度はしっぽ振りまくってるのが手に取るようにわかる｡

単純なヤツ(笑)

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