我が家の教訓3

２年後 ページ1

直己「Aちゃんこの件なんだけど…」

「あ、これならすでに進んでおります」

直己「さすが。仕事が早くで助かるよ」

「恐れ入ります。それより部長、美海ちゃんどうですか？」

直己「おかげさまで美海も娘も元気だよ。美海がAちゃんに会いたいって言ってたからまた近いうちに家に顔出してくれないか？
いろいろストレスもたまってるみたいだから、俺に言えないこと聞いてやってくれない？」

「もちろんです」


小林部長と私の後輩の美海ちゃんは１年前に結婚した。
めでたく先月待望の第一子が誕生したのだ。






月日が経つのは早いね
剛典くん





剛典くんと別れてもう２年も経つんだね





あなたがこの部署にいたのが嘘のように今では誰もが認めるやり手副社長として、
更に我が社の業績を伸ばしている




今ではテレビ雑誌で見ない日はないんじゃないかと言うほど有名になった我が社のイメージモデルのＫＡＲＥＮ
いくら売れてもうちとの仕事は断らない彼女の看板を見るたびに少し切なくなる




私もこの２年ただのらりくらりと過ごしていたわけではない
一心不乱に仕事に打ち込んだ



おかげで多くの仕事を任せてもらえるようになって充実した日々を過ごしている



たまの休みには実家に帰ったり、
美海ちゃんと遊びに行ったり
こっちで友達という友達は美海ちゃんだけだったから今は連れまわすことはできなくなったけど






そんな私の唯一変わったことと言えば

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