Promise 3 臣side (ページ6)

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同窓会の日

Aはいつになく緊張した雰囲気で会場入りしたけど、
会場に入ってすぐクラスメイト達に囲まれていた

『久しぶり～』
『卒業してから会えなかったから寂しかったんだよ』
『お前連絡ぐらいしろよ』

みるみるうちに人だかりが出来て
改めてAの人望が厚かったことを実感する

が、さっきからベタベタベタベタ触るんじゃねーよ

俺のAだっつーの

隆「臣独占欲強すぎ。笑」

隆二に気づかれてた…

臣「つかさ？あっちの人だかりは何？」

Aとは別にもう１つ人だかりがあった

隆「あ～愛羅来るつってからそれじゃね？」

臣「愛羅？誰それ？」

隆「え？女優の愛羅しらね？」

臣「さぁ？知らね～し、なんで芸能人がここにいるわけ？」

隆「クラスメートの加藤だよ！」

加藤？愛羅？…

どんな奴だっけ？と考えていたらその人だかりから１人の女の子がAの方に歩いて行った

加「Aちゃん！！！会いたかった！！！」

「え？え？加藤さん！！久しぶり！！テレビ見てるよ」

加「本当？ありがとう！！嬉しい」

「忙しいでしょ？映画にドラマに今すごいもんね？」

加「あ…この後もお仕事なんだけど、今日Aちゃんが同窓会くるって聞いてわがまま言って来ちゃった」

「え？私」

加「うん！どうしてもお礼したくて！！あの時Aちゃんが話聞いてくれて励ましてくれたから今このお仕事してるんだ！！だから！どうしても会いたくて」

「私何もしてないよ？」

加「ううん！私を変えてくれたのはAちゃんだから！
でね？もしよかったらなんだけど、今度「情熱。大陸」出ることになって、Aちゃん出てもらえないかな？」

「え？私？無理無理無理無理！！」

加「お願い！カフェで私とちょっと会話するだけでいいから。スタッフさんに話したらすごい乗り気になっちゃって…本当に無理だったら断っていいから。ちょっと考えて欲しい」

「わかった。」

加「あ！マネージャーさんから呼び出した…これ私の連絡先だから、何かあったら連絡して？」

「うん！お仕事頑張って」

加「ありがとう」

２人の会話を聞いていて思い出した
映画撮影中Aが急に髪切ったときのあの子！！！

へぇ？女優になったんだ
世の中わかんね～もんだな