episode 20 【石川祐希】 ページ22
ドキドキしながら電話をとる。
「も、もしもし…」
『夜遅くにすいません。さっきLINE来てるの気付いて、ラインより電話の方が早いかなって…』
「え、あ、なるほど」
すごい行動力だな
『今日バレー見てたんですか!?』
「あ、はい友達と見てました」
『どうでした?』
少し震える声で石川くんが訪ねる。
「すごかったです」
えげつないスピードでコートに落ちるボールを拾ったり、素早いスパイクを打ったりあれは人が出来る技なのか。すごすぎる。
『よっしゃ!!』
「かっこよかったです。石川選手」
『石川選手って言うのやめてください(笑)
あ、』
するといきなり
『あの、今から会えませんか?』
「え?あ、まあ大丈夫ですけど」
『じゃあいつものコンビニの前で待ってます!』
待ってこの子の行動力のステータス高すぎ
コンビニの近くにあるちょっとした休憩で使える椅子がおいてあり、
そこに彼の姿はあった。
「あ、いた」
『Aさん!』
「!?」
いやいきなり名前呼び?焦った(笑)
『急に呼び出してすみません。』
「いや大丈夫です」
「荷物ほとんどないんですけど、バレーの試合ってあんまり荷物ないんですか?」
石川くんがもっているのは財布と携帯だけ。
『いやここの近くが今俺たちが合宿してる場所兼トレーニングセンターなんです』
『一回戻ってに荷物置いてきました。』と付け足す石川くん。
あ、そういうことか。だからやたら背の高い人ばかり来るんだうちのコンビニ。納得納得。
『それで、あの…』
「ん?」
突然座っていた距離を詰め出す石川くん。
真剣な顔で私を見つめてくる。
『あの、俺、Aさんのこと好きです。』
??!
「ちょちょ、ちょっとまって。うんなんで?自分で言うのもだけどこんな愛想ない女のどこがいいの?」
『分かりません。でも、Aさんを見ると胸がきゅって締め付けられるようにどきどきするんです。』
いや分からんのかーい。
あ、あの、石川くん…
「そんなに見つめないで…恥ずかしいから…///」
『あ、すいません…!///』
目を逸らした石川くんの横顔が真っ赤だった。
「あのさ…」
再び石川くんの視線とぶつかる。
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黒猫ちゃん(プロフ) - リクエストしたお話書いて下さりありがとうございました(o_ _)o藤井さんほんとにかわいいです!!また、リクエストなんですが関田さんと藤井さんが主人公を奪い合う?みたいな三角関係?が見てみたいです…無理なら大丈夫です!よろしくお願いします(o_ _)o (2019年12月2日 22時) (レス) id: ea9557364c (このIDを非表示/違反報告)
初瀬(プロフ) - しゅりめるさん» 閲覧ありがとうございます!楽しんでいただけてるのなら嬉しいです(о´∀`о)関田さんで甘々ですね。また書きますのでお待ちください(о´∀`о)コメントありがとうございます! (2019年12月2日 8時) (レス) id: 0aed718bf2 (このIDを非表示/違反報告)
しゅりめる(プロフ) - こんばんは!毎回楽しみに見ています!リクエストなんですが関田さんで甘々ってできますか?お時間がありましたらよろしくおねがいします! (2019年11月26日 0時) (レス) id: abe3ed74ec (このIDを非表示/違反報告)
初瀬(プロフ) - はなさん» コメントありがとうございます(*´ー`*)キュンキュンしていただけたなら嬉しいです!久原くん良いですよね。私も大好きです(*´ー`*)コメントありがとうございます (2019年11月23日 7時) (レス) id: 0aed718bf2 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - どのお話もキャラが出ててキュンキュンしました!特に久原さんがよかったのでまた機会があれば書いていただけると嬉しいですよろしくお願いします (2019年11月21日 20時) (レス) id: fc582de549 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:初瀬 | 作成日時:2019年10月12日 17時