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先輩が立ち上がって私の方に向かって
｢A、今日この後空いてる？｣
一言でその場にいる全員が半パニック
｢A？！いつの間に？！｣
｢リリーさん電話の子は？！｣
｢おい聞いてないぞA｣
そんな中で咄嗟に出た返事
｢え、空いてます、空けます｣
｢おん、空けといて｣
イタズラげに笑ったあと先輩は舞台袖に消え
私はなにもわからず頭が固まった
まだ私夢見てるのかもしれない
その後皆に何を聞かれても私だって分からない
日が落ちきった頃にまた携帯から[リリー先輩]の文字と共に着信音が響く
もう皆飲んでるから家に来て、だそう。
皆も居るのな…そう思いながらその後送られてきた住所をアプリに打ち込んでナビを起動し向かった
先輩の家のはずなのに
インターホンを押しても出てこず
皆の声も特に聞こえず鍵が空いてる
心配が勝ってつい勝手に入ることに
部屋を覗くと1人テレビを見つめる先輩。
｢あぁ、A、気づかんかったわ｣
気づかないにしても不用心すぎるよ先輩
｢テレビに出てる人ってほんま凄いんよなぁ｣
｢俺なんか今日も手応えひとつもなかった｣
昼間はあんなに機嫌よく誘ってくれたのに今はこんなに落ち込んでいる先輩に何かしたあけど特に売れている訳でもない私が何を言ってもダメなんじゃないかと思い、何も言えずに
必死に背中をさするくらいしか出来なくて
みんなと飲んでたんじゃないんですか？
と聞くと
そんなこと言ったっけ…と悪戯げに目を擦る
…たぶんはめられた。
はめられたことに気づいてもそんなことを忘れてる先輩の背中は続けて撫でる。ちょっと強めに。
ちょっと痛いと言われてもやめずにいると
ずっとテレビに向かっていた視線は私に向かい、
合ってしまった目は動けず固まる
先輩は不満そうに見つめてきて
触れるだけのキス
突然のことにぽかんとする私を見てすこしわらう先輩
嬉しい反面複雑で、どうすればいいのか分からなくてその場から立ち去ろうと立ち上がると掴まれる手
振り返ると申し訳なさそうに、
｢A、、今晩だけでも一緒に居って。｣
先輩にそんな顔されて、そんな声でお願いされちゃきっとどんな女の子も逆らえない
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uirusu-0(プロフ) - 睡魔さん» 黒詞まで…！ありがとうございます！続けようかなと考えてます！ぜひ続きも呼んでいただければ嬉しいです🙏✨ (2021年11月20日 1時) (
レス) id: d5cf02e88c (このIDを非表示/違反報告)
睡魔 - 黒詞も白詞も両方楽しんで読ませていただいていました！もし続編も書いてくださるならとっても嬉しいです、、！！ (2021年11月19日 3時) (レス) id: 319c338f27 (このIDを非表示/違反報告)
uirusu-0(プロフ) - リクエスト沢山ありがとうございます！少しづつ載せていこうと思います！良ければ読んでいただけたら嬉しいです (2021年6月22日 23時) (レス) id: d5cf02e88c (このIDを非表示/違反報告)
詩織(プロフ) - はじめまして。いつもお話読ませていただいてます。リクエストなんですが、嫉妬するとすぐに殴ったりするけどそのあとには優しいみたいなリリーさんみたいです！お忙しいとは思いますがよろしくお願いします！ (2021年6月3日 22時) (レス) id: ef921d6dd3 (このIDを非表示/違反報告)
しおり - リクエストです！年下彼女に甘々なリリーさんみたいです！ (2021年5月23日 1時) (レス) id: a3292cc1ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菌保持者 | 作成日時：2021年4月24日 8時
