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リリーさんの挑発に綺麗に乗ってくれた不良達はリリーさんに殴りかかり
私はその場から精一杯力を振り絞って走り出す
リリーさん達が見えなくなる場所まで着き、警察に連絡し説明すると
直ぐに向かうので貴女はその場で待つように
と言われてしまった
不安でいっぱいだった
自分で考えた計画とはいえリリーさんを犠牲にしてしまう事、リリーさんが無事に帰って来れるか分からない事、成功しないかもしれない事。
そう考えるとその場で待ってるなんてことは出来なくてリリーさんの元に走った
逃げ出す時よりももっと力を込めて
馬乗りになってリリーさんに殴りかかっている不良達が目に入った瞬間我慢できるものも出来なくて
『リリーさん！！！』
と呼び叫んでいた
『…お前はもっと待てんのか』
ゆっくりと目を開けて優しい声で言葉を発するリリーさんを見て心底安心したのも束の間リリーさんは口の中が切れているのか口の端が赤くなっていて
『お願いだからもうやめてください…』
つい口にしてしまった言葉は不良達に届いてしまいニヤニヤと近づいてくる
｢怖くなって逃げだしたのに戻ってきたの？大丈夫？そんなにこいつ守りたかったの？彼氏じゃないのに？｣
『彼氏じゃないかもしれないけど大事だから、』
｢おねぇさん最後までイライラさせること言うんだねぇ｣｢じゃあ俺らと行こっか？｣
『俺もそいつのこと大事なんで連れてかないでもらっていい？』
『そろそろお巡りさんも来ると思うけど…どうする？』
｢お巡りさん？また嘘ついてんの？｣
嘘だと思って油断しまくっている不良達達の肩に手が置かれる
｢嘘じゃないよ｣
バッと振り向くとニコニコとする警官さん。
それからはあっという間に不良達は応援で来た警官たちに連れていかれ
リリーさんも私も事情聴取で少し時間が取られた
けど
やっと
2人になった
『なんであの公園通ったん？』
『あの公園、女の子の被害多いって言うとけばよかったな』
『やっぱ一緒に住めば…』
座って落ち着くはずの時間にリリーさんは娘に言うみたいに落ち着かずにソワソワと言う
そんなリリーさんの横に座り少し頭を擦り寄せて
『ごめんね私の意識が低かった』
『でもリリーさんが助けてくれたよ』
リリーさんは私の顔を見て少し泣きそうな顔をしたので釣られてしまい泣きそうになる
口の横を少し赤くしてまで心配そうに私を見つめてくれるのね
大事って、思ってくれてるのね
私はそれでいいよそれだけで十分だよ
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uirusu-0(プロフ) - 睡魔さん» 黒詞まで…！ありがとうございます！続けようかなと考えてます！ぜひ続きも呼んでいただければ嬉しいです🙏✨ (2021年11月20日 1時) (
レス) id: d5cf02e88c (このIDを非表示/違反報告)
睡魔 - 黒詞も白詞も両方楽しんで読ませていただいていました！もし続編も書いてくださるならとっても嬉しいです、、！！ (2021年11月19日 3時) (レス) id: 319c338f27 (このIDを非表示/違反報告)
uirusu-0(プロフ) - リクエスト沢山ありがとうございます！少しづつ載せていこうと思います！良ければ読んでいただけたら嬉しいです (2021年6月22日 23時) (レス) id: d5cf02e88c (このIDを非表示/違反報告)
詩織(プロフ) - はじめまして。いつもお話読ませていただいてます。リクエストなんですが、嫉妬するとすぐに殴ったりするけどそのあとには優しいみたいなリリーさんみたいです！お忙しいとは思いますがよろしくお願いします！ (2021年6月3日 22時) (レス) id: ef921d6dd3 (このIDを非表示/違反報告)
しおり - リクエストです！年下彼女に甘々なリリーさんみたいです！ (2021年5月23日 1時) (レス) id: a3292cc1ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菌保持者 | 作成日時：2021年4月24日 8時
