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色々出し切ってスッキリした顔でトイレから出てきたフラッフラなAを抱えてタクシーに乗せ、寺西さんとやらにお礼を言い、家に向った
タクシーの中では起きる気配ゼロのスッキリした顔で寝ているA。かわいい。
俺が迎えに行かんかったら誰かの前で、あいつの前でこんな顔して無防備に寝ているのかもしれなかったなんて思うと心の底から心配になった
濱家さんの言ってること、今ならちょっとわかるかもしれん、
家の前に着くとタクシーの支払いを済ませて
再びAを抱えようとするとパチッと目を開けた
｢1人で歩ける？｣
『歩ける、』
少しお酒は抜けたみたいだがまだ少し上の空
ふらつきながらも歩くAを少し支えながら部屋に戻る
座椅子にばたーっと倒れるA
これまた無防備に無意識に？
A、勘弁してくれ
｢Aちゃん。ちょっとこっち来なさい。｣
『うぅ…今将企さんの匂いで落ち着いてたところなのに…』
A、勘弁してくれ、マジで
｢Aちゃん。あいつとは何を話したんですか？｣
尋問のように聞いてみる。本当は怖い。
俺に言えないことなんて聞いていいのかわからんし本当は俺じゃ嫌なんて話してたかもしれない。それでも悪口や愚痴くらいなら俺がどうにか直せば…と思った
『えーっと…その…』
酔いは抜けてないはずなのに気まずそうにするAに益々不安になった
今まで一緒に居って幸せやと思ってたんは俺だったんかな
『その…』
｢俺は今日Aが男と飲んでるって知らんかったし、電話がかかってきて知った時はなんか、嫌な気持ちになった、情けないかもしれんけど嫉妬した｣
Aは他でもいいかもしれん
でも俺はAじゃないと嫌や
こんなことを言うんは情けない男やと思われるかもしれんけどどうしても抑えきれんかった
『ほんとに…？』
｢こんな嘘ついてどうするん、｣
自分から聞いたくせに
情けなくてまともに目が合わせられない
『その、将企さんは私でいいんかなぁって不安で、今日はその話をしてたらついこんな飲んどって、』
ホンマに？
｢…ほんまに？｣
『…嘘ついてどうするんですか』
｢ふは、やられたわ、A、こっち来て｣
『…空いてない』
｢俺の上空いてるやん？｣
『いやそれは』
｢やっぱ俺じゃ嫌なんや…｣
｢待って！！今違うって説明したばっかり！？｣
『じゃあ来て？』
｢…はーい｣
俺が今抱えきれてるのはこれだけかもしれんけど、もっと余裕で抱えられる男になるな。
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uirusu-0(プロフ) - 睡魔さん» 黒詞まで…！ありがとうございます！続けようかなと考えてます！ぜひ続きも呼んでいただければ嬉しいです🙏✨ (2021年11月20日 1時) (
レス) id: d5cf02e88c (このIDを非表示/違反報告)
睡魔 - 黒詞も白詞も両方楽しんで読ませていただいていました！もし続編も書いてくださるならとっても嬉しいです、、！！ (2021年11月19日 3時) (レス) id: 319c338f27 (このIDを非表示/違反報告)
uirusu-0(プロフ) - リクエスト沢山ありがとうございます！少しづつ載せていこうと思います！良ければ読んでいただけたら嬉しいです (2021年6月22日 23時) (レス) id: d5cf02e88c (このIDを非表示/違反報告)
詩織(プロフ) - はじめまして。いつもお話読ませていただいてます。リクエストなんですが、嫉妬するとすぐに殴ったりするけどそのあとには優しいみたいなリリーさんみたいです！お忙しいとは思いますがよろしくお願いします！ (2021年6月3日 22時) (レス) id: ef921d6dd3 (このIDを非表示/違反報告)
しおり - リクエストです！年下彼女に甘々なリリーさんみたいです！ (2021年5月23日 1時) (レス) id: a3292cc1ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菌保持者 | 作成日時：2021年4月24日 8時
