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｢…リリーさん…たぶん…誰かに…つけられてる…気がします｣
怖くて後ろを振り向いて確認することは出来なくて確信は持てなかったがそんな気がした
『…Aはホンマに自覚ないんやから』
｢え？なんですか？｣
怖くて怖くて頭が真っ白な私はリリーさんのいう言葉が聞こえなかった
『いや、ええからそこから早く動いて』
『電話繋げたままで』『今からそっち行くから』
電話の向こうのリリーさんも必死な声になっているのがまた恐怖が増して
不自然に足を早めてしまった
“チッ“
後ろから聞こえた舌打ちでサーッと血の気が引いて、足が止まった
そっと後ろを向くと明らかガラの悪いお兄さんたちが数人
｢あ、おねーさんやっと俺らに気づいてくれたー？誰かと電話してるっぽくて声掛けない方がいいかなーって気使ってあげたわけなんだけどさ｣
淡々と話し始めるリーダー格であろう男に怯んでしまい足が完全に止まり震え出す
『あの、もう家帰るだけなんで、』
｢えー！気使ってあげたんだし俺らにちょっと付き合ってよー？｣
｢こいつら最近女に振られちゃったらしくてさー、溜まってんだわ｣
後ろの男達を指さしニヤニヤとするのが気持ち悪くて寒気がした
『頼んでないです、し、さっきの電話も彼、、彼氏、なので』
｢えー？彼氏って言いきれてないあたりもう俺らには誤魔化せないと思うけど、黙って俺らについて来てくれたら痛くも酷くもしないからさー？遊ぼーよ｣
強引に誘い続けられ腕を掴まれる
『いや、です、離して下さい、もう、帰るんで』
｢黙って着いてきてくれれば優しくするって言ってんじゃん？おねーさんの家でもいいし｣
『いや、です、はなして、ください、っ、』
｢黙って着いて来いって言ってんだろ｣
｢こんな時間にこんなところでフラフラしてて逃げられるとでも思ってんの？｣
掴まれた振り切ろうと何度も抵抗するが勝てる訳もなくどんどん絶望していくしかなかった
｢助けに来てくれるよーな彼氏くんもいないみたいだしね！ほらさっさと動けよ｣
さっきよりぐっと強い力で腕が引っ張られる
怖くて怖くてたまらなかった
『今からそっち行くから』
というリリーさんの言葉が頭に流れた
そう言ってくれただけで、その言葉で、もういいかと諦めはじめてしまった
｢そうそう、大人しく着いてきてくれれば痛い思いもしないからさ、彼氏なんて嘘つかないでよね〜ほら行こっか｣
掴まれていた手は肩に回され首元が包まれ、吐き気がした
その時
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uirusu-0(プロフ) - 睡魔さん» 黒詞まで…！ありがとうございます！続けようかなと考えてます！ぜひ続きも呼んでいただければ嬉しいです🙏✨ (2021年11月20日 1時) (
レス) id: d5cf02e88c (このIDを非表示/違反報告)
睡魔 - 黒詞も白詞も両方楽しんで読ませていただいていました！もし続編も書いてくださるならとっても嬉しいです、、！！ (2021年11月19日 3時) (レス) id: 319c338f27 (このIDを非表示/違反報告)
uirusu-0(プロフ) - リクエスト沢山ありがとうございます！少しづつ載せていこうと思います！良ければ読んでいただけたら嬉しいです (2021年6月22日 23時) (レス) id: d5cf02e88c (このIDを非表示/違反報告)
詩織(プロフ) - はじめまして。いつもお話読ませていただいてます。リクエストなんですが、嫉妬するとすぐに殴ったりするけどそのあとには優しいみたいなリリーさんみたいです！お忙しいとは思いますがよろしくお願いします！ (2021年6月3日 22時) (レス) id: ef921d6dd3 (このIDを非表示/違反報告)
しおり - リクエストです！年下彼女に甘々なリリーさんみたいです！ (2021年5月23日 1時) (レス) id: a3292cc1ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菌保持者 | 作成日時：2021年4月24日 8時
