うぎょるぎゅ

24.温かい気持ち ページ24

ごはんを食べて少し元気が出た。
何日ぶりだろう、こんなにスッキリした感覚。

ミンギには、この前やっと別れ話をした。
なかなか切り出せずに困ったけれど、もう気持ちがないのに一緒にはいられない。
しかし納得してもらえないのか、会話は平行線。
あきらめないと繰り返し、合鍵も返してもらえず、
毎日のようにやって来る。

通じない話を何度もして、
さすがに泊まってほしくないからなんとか帰ってもらって、
の繰り返し。
それがもう１週間ほど続いていた。

本当に、疲れていた。

うまく眠れずまた仕事に行く毎日。

ああ、そりゃこうなるよね。。
きっと今日、最初から私の体調が悪いのはみんなにバレていて、
周りに迷惑をかけていたのだろう。
ひどい顔をして、カメラの前に立ってたのだと思うと情けない。
オッパにもスタッフさんにも本当に迷惑をかけた。

・・早く、解決しないと。

決意を新たにし、カメラが止まったタイミングを見て周りのみなさんとオッパに改めて頭をさげる。
「ご迷惑をおかけして本当に申し訳ありませんでした。体調管理ももっと気を付けます。」

すると、PDから意外な発言。

PD「いや、俺らも全然気付かなかったよ。キュヒョンが急にベッドに行くからまさかいきなり襲うのかと思った(笑)」

KH「！！？・・・ちょっ、何てこと言うんですか。」

PD「いや、いい旦那になるよ、マジで。周りがわからなかった微妙な変化にも気付いてあげて、ささっと点滴手配して、代わりにロケやってごはんまで作ってくれるなんてさぁ。。全国のペンはますますお前に釘付けだな(笑)」

え。そうなの？
本当に？
点滴？ロケ？・・・そんなことまで？

KH「・・たいしたことはしてませんから。」
そう言って向こうのほうに歩いていくオッパ。

私のためにそんなことまで。。。
あ、番組のためか。
そうだよね、スケジュールも厳しいのに撮り直しなんてできない。
でも今日倒れてしまったことで大幅にスケジュールが狂うことなく進めることができて本当にほっとした。

オッパ。
本当にありがとう。

オッパの優しさを感じて、
じんわりと胸が温かくなるのがわかった。
もう、気持ちを止められそうにない。


ああ、涙が出そう。

オッパ。

SJのマンネのペンだったけれど。
生身のオッパはもっと素敵だね。


胸の内に生まれた温かい気持ちがうれしかった。

・・・きっと言えないだろうけれど。
一人の男性として、オッパのことが好きです。

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