うぎょるぎゅ

19.発熱 ページ19

朝からずっと目が回る。
グラグラして、なんだか頭にもやがかかったみたいな感じ。

そりゃあんなに寝てなければそうなるか。

限界を感じつつも、今日は久しぶりにキュヒョンオッパとウギョルの撮影。
気合を入れて現場に向かう。

久しぶりに目の前にある優しいオッパの瞳。
ああ。
違う意味で眩暈がしそう(笑)。

うれしい。

なんだか本当に、気が遠くなるかも。。。


ああ、でも、せっかくの新居なのに。
この後買い物して料理とか。。。


正直、体がつらい。


撮影はそれでも進み、
リビングでオッパと談笑中。

近況を聞かれたけれど、


・・・私に話せることはない。


毎日のようにやってくるミンギに苛まれて、
ドラマの撮影の合間にも居眠りながらなんとか体を支えてる状態で。

本当に仕事してミンギの相手をしたら睡眠すら取る時間が残ってない。
自嘲気味に寝不足だと笑うのが精いっぱいだった。

KH「ちょっと、ごめん」

急に謝るオッパ。
？？・・どうしたの？

すると、ぐっと肩を引き寄せられ、オッパの腕の中へ。

「え？！」

驚いていると、さらに顎に手をやり顔をくいっとあげられる。

「？？！！」

そして近づくオッパの顔。

え。

えええ。

えええええええ！！？


目を白黒させていると、

おでこにひんやりとした感触。

KH「・・やっぱり。」

「え？」

KH「熱があるね。体、つらいでしょ？」


・・・・・・・オッパ。

正直、体がつらいかどうかもわからなくなりましたよ。

確かめるなら、普通に手を額に当ててください。
なんでおでこを合わせるの。。
心拍数が上がりすぎて、気絶しそうです。。

今、熱があがったよ、きっと。

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