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プロローグ ページ4

Side:Maerd

それは、突然のことだった。

「は…?」

目を開ければそこは見知らぬ回廊。
地下のあの廊下でもない、全くもって知らない不気味な廊下。

「どこだ…?」

冷静に辺りを見回せば、自分と同じように突然ここにいたと思われる人々が混乱しているようだった。

正面を見れば、ただただ長い回廊が続いている。
終着点はとても人の目では…それも、片目を失った自身には到底見ることが出来ない。

不意に、背後から声を掛けられる。

「なぁ、お前ちょっといいか?」

振り返れば、そこに立つのはどこにでも居そうな男子高校生。
ただ…
どこか既視感を覚えていた。

「…お前も、気付いたらここにいたのか?」

そう問いかけてくる目の前の青年も、同じく元居た世界からいきなりこちらへやってきていたらしい。

「あぁ…どうする?」
「どうするって…まぁ、取り合えず自己紹介だけしとくか」

目の前の青年が名を述べる。

「僕は照屋巧。巧って呼んでくれ」
「巧な。僕はマールド。ただのしがない人間さ、よろしく」

互いに自己紹介を済ませたところで、また新たな人物が二人に近づいていた。

「ぐぁ」

…それは一つ鳴くと、二人の顔をじっと見る。

「…なぁ、こいつって…」
「…だよな…?」

互いに顔を見合わせ、その既視感らしきものの正体を叫んだ。








「「やっぱいつものご都合展開じゃねぇか!!!」」

夢小説作者お得意の展開で、結局三人は行動を共にすることとなった…

「…ところでコイツの呼び方どうするよ?」
「見た目通りブーs「駄目だろそれは!」」

著作権に引っ掛かりそうだが実際そんな見た目なのだ。

「じゃあ無難にフレアでいいか」
「だな」

フレアと呼ばれることとなった巧は一つ頷き、マールドの足元で待機する。

見渡せば、彼らのような小さなグループがいくつか出来始めているではないか。

やはり人間というもの、見知らぬ場所で一人は怖いものだ。

全員が気味悪さを覚える中、不穏な死の影が、少しずつ彼らに近づいてきているのはほんの一部の者以外知りえないことだったのである。

絶望マラソン、開始→←キャラ紹介:フレア



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ルーチェ(プロフ) - しゅき() (2022年11月4日 16時) (レス) id: b38fd54f9d (このIDを非表示/違反報告)
アゲハ??@ペテ神(初心者)#エタフェア?色担当(プロフ) - 好き()っていうか授業中に読んだら吹いた() (2022年11月2日 11時) (レス) @page17 id: 759cc49492 (このIDを非表示/違反報告)
クロロフィル@深緑の指揮者/あるりーす(プロフ) - 待ってなんでオリジナル5位入ってんの…? (2022年10月21日 22時) (レス) id: e7bd3124a7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:クロロフィル@深緑の指揮者 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ugt8ragist4/  
作成日時:2022年10月12日 20時

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