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先輩と同僚さん。 ページ9

どうも、Aです。

時間までに何とか着き、エレベーター内で彩葉先輩と談笑(笑)中です。


彩「さっきはごめんな…」

きっと手を掴み走り出したことだろう。顔の前で手を合わせて申し訳なさそうにこちらを見つめる。

「えぇ⁉全然大丈夫デスヨ⁉ちゃんと気遣ってくれてたし…寧ろお礼言わないとですよ‼先程はありがとうございました‼」


深々とお辞儀すると「えぇ⁉」と彩葉先輩の声が頭上から聞こえる。

「いや、でももう、本当にごめん‼」

そこでちょうど私達のフロアに着く。



「この埋め合わせはあとでするから!」


そう言い、会議室の方まで行ってしまった。なんだか申し訳ない。




だが、本当にお礼しか無い。





自分の席に着き、彩葉先輩が握ってくれた方の手を見る。




そこに、






「何ニヤニヤしてるのw」



当弥がペットボトルをふたつ持ち、私の顔を覗き込んできた。


驚いて「うわっ」と言った後に「なんだ当弥か」と返す。



「…ってニヤニヤしてない‼」



当「嘘だぁ〜w」

当弥が半笑い気味に言うと「はい、お茶。」とペットボトルをひとつ渡された。

「えっ、ナニコレ」

当「いや、お茶だよ?Aの分のお茶。」

そう言い何言ってんのとでも言いたげなきょとん顔でこちらを見つめる。

いやいやいや……


「絶対無い‼なんか裏がある‼これなんか入ってるでしょ⁉毒とか‼ポイズン‼」


当「同僚のお茶にそんなもん仕込むかっ‼」


「だよねぇ…ありがたくじゃあいただくよ。」


当「ったく……んで、なんかあったの?」


ニヤニヤしていた。ということはきっと彩葉先輩のことだ。言うべきか悩んだけど別に隠すことじゃ無いから言っても大丈夫よね。



「実は…」




お昼の時のことを当弥に話した。すると。



当「はっ⁉ちょっ、ろ………彩葉先輩と⁉しかも手繋いだって……」



この世の終わりを見たかというような表情をして。当弥は彩葉先輩のデスクの方まで行ってしまった。

ちょっと語弊はあるが間違いではないよね。


それにしても当弥はどうしたんだろうか。





私は仕事を終わらせることにした。

仕事終わり。→←無意識なイケメン



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設定タグ:ゲーム実況者 , へっぽこ珍道中   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:モブ女子 | 作成日時:2017年4月23日 21時

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