怖い ページ13
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「じゃあねっ、望!また、ラジオで!」
桃「おう!じゃあな!」
望と別れて、自宅へと向かう。
夜道だと怖い、この道も何回か渡ってたら、怖くなくなった。
けれど、別の恐怖が迫っているのに、気づかなかった。
?「ちょっと」
「へ?私ですか?」
背後から低い声が聞こえて振り返る。
私から、10、11mくらい離れたとこにショートカットの女の子がいた。
?「あー、知ってる?うちのこと」
にいっと口角を持ち上げて笑う姿に、なんでか背筋が凍りつきそうなほど寒くなった。
もちろん、知るはずない。
「いえ…存じ上げていません…が」
そう答えると知っていたかのように、ポケットから何かをだした。
なんだろう、と覗き込むように動くと
女の子はゆっくり、こちらへ歩いてきた。
徐々になにかが電灯にあたって姿を表す。
…ナイフだ。
汗が急に噴き出してきた。
?「うちは、リンチムって言うんやけど」
「…!?」
リンチムって、聞き覚え…見覚えがある。
ああ、いつもアンチをファンレターの中に混ぜてた人だ。
まさか、こんなとこで会うなんて。
いや、待ち伏せしてたのかもしれない。
?「グループやめろ言うてんのに、なんで辞めへんの?」
ぐっと喉が変な音を立てた。
「なんで」って聞かれても、分からへん。
たしかに、なんで辞めへんのやろう。
うちがまだジャス民で、うちみたいに紅一点としてジャニストに女子が入ってきたら。
そんなん、嫌や。
「…ごめんなさい」
けれど、一向に歩くのをやめない女の子。
?「あんな、謝れ、って言ってないやん」
ついに、私の視界にくっきりと映るようになった。
ぼやけていた顔がはっきり見える。
声は、聞き覚えがあった。
「マネー…ジャー、?」
視界に映ったのは…
いつも見ているマネージャーの顔だった。
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ぽむりんこむ - みつきさん» ええええ!?一位とかやばい!ありがとう!!!泣 (2018年11月15日 17時) (レス) id: 55b3b8c9fd (このIDを非表示/違反報告)
みつき - 一位おめでとうございます!! (2018年7月21日 21時) (レス) id: 279c830458 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむりんこむ - りりさん» おっけいです!2で書いておきます! (2018年1月29日 16時) (レス) id: c604e65af0 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむりんこむ - ☆桐山 涼介☆さん» 2の方で絡み入れます! (2018年1月29日 16時) (レス) id: c604e65af0 (このIDを非表示/違反報告)
☆桐山 涼介☆ - このお話とても面白いです! リクで、照史君との話を入れてもらえたら嬉しいです。これからも更新楽しみにしてます!頑張ってください (2018年1月29日 0時) (レス) id: dee7d4e70f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽむりんこむ | 作成日時:2018年1月13日 23時