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こうしてしばらく話して電話を切って、実家での時間を満喫する。
義母と弟の3人で、海辺のレストランに食事をとりにやって来た。
いい具合に天気も良く、景色共々楽しめそうな雰囲気。
ま「もうすぐ韓国行くんやろ？」
「うん、そう」
ま「結構長期滞在？」
「やねー。1ヶ月半くらい基盤は向こう」
ま「大変やん」
「でも日本でも仕事あるし、ちょこちょこ戻ってくるよ。週一では戻ってくるんちゃうかな」
ま「逆にきつくない？」
「でも韓国にいる間の休みも別で最低週一はあるから。意外と日本にいるよりのんびりできると思うで(笑)」
ま「だったらいいけどー」
「向こうで逆に自分がレッスン受けに行ったりしようと思って(笑)」
ま「色々したいことあるんやね(笑)」
「そういうこと。まぁ、龍友くんがうるさくならん程度には帰るよ」
そんな話をしながら、楽しい時間はどんどん流れていった。
空港に送ってもらう車の中で、すっかり弟は眠ってしまった。
ま「りっくん、空港着いたから、ねーちゃん見送るよ？」
『んー...』
「りっくん、飛行機見るんやろ？」
『みるけどー...』
眠い、と目を擦っている。
どうにか起こして、一緒に空港に入って、お土産売り場を物色する。
「みんなに何あげようかなー」
ま「日持ちするもんがいいやろ」
「やなー」
あーでもないこーでもないと言いながら、お土産を無事に購入した。
「じゃあ、またね」
『ねーちゃん、るーちゃんとこ？』
「うん、そうやで」
『ぼくもこんどいっていい？』
「ん、いいよ」
ま「好きやねー(笑)気をつけてね」
「ん、ありがと」
ま「りっくん、ねーちゃんにまたねーのチューはせんと？」
『する！』
弟がそう言うので、Aはしゃがんで唇を突き出す。
その姿を写真に収めていた義母にもお礼を言って、Aは東京へと飛び立った。
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東京に着き、久しぶりに電車を乗り継いで、龍友のマンションへと向かう。
「ただいまー」
Aが帰宅すると、龍友の姿はまだなかったので、犬達の世話をしつつ、荷物の整理をする。
夕飯を作る体力はなかったので、ネットで何か出前を食べようと、料理を選んでいると、龍友が帰ってきた。
龍「おかえりー」
「ただいま」
龍「やっと会えたー」
「いや、昨日の朝は会ってたで(笑)」
龍「でも寂しかってんもん」
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作者名：べてぃ。 | 作成日時：2019年9月6日 20時
