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龍「Aちゃんのせいやから、仕方ないねん」
「そうなん？」
龍「ん、そうやで」
「そっかー...なんかごめんな？」
龍「仕方ないから許したるわ」
「何やの、この会話(笑)」
2人はくだらない、と笑う。
そんな会話をしていると、あっという間に料理が届いた。
「食べよ食べよ」
いただきます、と同時に食べ始める。
龍「16日は朝から帰ってくるん」
「ちょっと16日やったか日にち不安になってきた」
龍「もっと早い？」
「なんかその辺やった気がすんねんけど」
そう言ってAはスケジュールを確認している。
「あー」
龍「何？」
「17の夜からやった」
龍「えー、1日伸びたやん」
「でも17の夜帰ってきて、19日までおれるよ」
龍「ほんま？」
「ほんま」
龍「あとで僕もスケジュール確認しとく」
そう言って子供のように嬉しそう。
「泊まりで仕事やったらどうする？」
龍「仕事に連れて行く」
「嘘やろ(笑)」
割と本気顔で言うので、思わず笑ってしまったA。
こうして2人は楽しく夕飯を済ませた。
まだ時間があったので、コーヒーを買って、保安検査場付近のベンチでゆっくりとくつろぐことにした。
龍「なんか不思議な1日やったなー」
「やなー」
龍「んでずっと会ってたしAちゃんおらへんのも不思議」
「やなー」
龍「全然想像付かへんもん」
「やなー」
龍「ちゃんと電話出てな」
「ん、わかってるよー」
龍「写真も送ってな」
「ん、わかってるー」
龍「ラインもしてな」
「ん、わかってるでー」
離れる度に毎回このチェックが行われるのが、定番になってきた様子。
Aも心なしかめんどくさそうにしている。
龍「なぁ、今めんどいって思ってるやろ」
「ん、そうやでー」
龍「だって言っとかなしてくれへんやん」
「するよ(笑)」
どんな怠け者やねん、とA。
「今回の滞在はそんな忙しくないし、むしろプライベートの時間のが多いんちゃうかってくらいやから」
龍「ほんまに？」
「ん、ほんま」
龍「じゃあちゃんと連絡くれる？」
「ん、するよ」
龍「向こうで暇な日何するん」
「レッスン受けに行ったり、買い物したり、知り合いとご飯行ったりする予定」
龍「そっかー」
「また写真送るわ」
龍「ん、待ってる」
そう言って龍友はAの手をギュッと握る。
龍「浮気はあかんで？」
「ん、大丈夫」
龍「絶対やで？」
「龍友くんもね」
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作者名：べてぃ。 | 作成日時：2019年9月6日 20時
