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龍「何話してんのー」
「龍友くんの話」
龍「ふーん...海入らないの」
「んー、少し入ろうかな？泳げへんけど(笑)」
Aがそう言うと、手を差し伸べる龍友。
龍友の手を取って、水辺に歩き出す。
龍「なんか不思議」
「私も不思議」
龍「楽しい？」
「ん、楽しいよ」
龍「ボードの上乗って？」
浅瀬でボードの上にAを乗せると、龍友も一緒に乗って、手で漕いで沖の方に進む。
龍「怖くない？」
「ん、平気」
龍「Aちゃん泳げへんの意外やな」
「私運動全然ダメやで」
龍「そうなん？」
「ん、ダンス以外なんもできへん(笑)」
めっちゃ意外、と言いながら、後ろからお腹に手を回す龍友。
しばらく海に浮かびながら、龍友に後ろから抱きしめられ、日の光の下でのんびりする。
龍「時間の流れが違うな」
「ん、そうやね」
龍「Aちゃん、好きやで」
「ん、私も好き」
Aがそう答えると、龍友は頬にキスをする。
「なぁ、友達見てると思うで？」
龍「あかんの？」
「恥ずかしいやん」
龍「僕は口でもいいけど(笑)」
そんな会話を交わして、しばらくして2人は浜辺へと戻っていった。
シャワーを浴びて着替えてから、しばらく海辺で友人たちと話をしたり、軽食をとった2人。
「ありがとうございました」
龍「じゃあまた」
『ん、また。Aさんも韓国で頑張ってくださいね』
「はい、頑張ります」
こうしてマンションの下で降ろしてもらい、2人は帰宅した。
リビングでまったりしていると、龍友の携帯に今日撮った写真がたくさん送られてきた。
龍「見て、これ」
「んー？」
2人が水の上でくっ付いている写真が数枚入っていたようで、ちょうど龍友が頬にキスをしている写真もあった。
龍「撮られてた(笑)」
「恥ずかしいわ(笑)」
龍「でもいい写真やん」
そう言うと、龍友が写真の中と同じように、また後ろからAを抱きしめる。
「どうしたん」
龍「帰ってきたらゆっくりしてくれるって言ったやん」
「ん、そうやけど」
龍「飛行機遅い時間にしてくれたんやろ？」
「そうやね」
龍「じゃあしようやー」
そう言ってじゃれ合う2人。
正真正銘のバカップルの様子。
「もうくすぐったいって」
龍「気持ちくなるってー(笑)」
「もう、やめて(笑)」
龍友を引き剥がそうとするが、Aもまんざらでもなさそうだ。
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作者名：べてぃ。 | 作成日時：2019年9月6日 20時
